はじめまして!このブログ「プレミアムカージャーナル」の運営責任者であり、現役の整備士を務めております、神崎悠真(かんざき ゆうま)と申します。
メルセデス・ベンツに乗っていて、メーターに「キーの電池を交換してください」というメッセージが出ると、愛車のメンテナンス時期かなと感じますよね。でも、いざ新品の電池を買ってきて入れ替えたのに、ベンツのキー電池を交換しても表示が消えないというトラブルに見舞われると、自分ではどうしようもない故障が起きたのではないかと不安になるものです。

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特にW205やW213といった、電子制御が高度に進んだモデルにお乗りのオーナー様からは、こうしたご相談を非常に多くいただきます。

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実はこの現象、キー内部の基板が要求する電圧のシビアな判定基準や、近くにあるスペアキーの電池切れといった、目に見えない要因が重なって起きていることがほとんどなんです。
適切な電池の選び方や、車両への再認識リセットのやり方をマスターすれば、ディーラーへ駆け込まなくても解決できるケースが大半ですので、安心してくださいね。この記事では、私が整備の現場で培った知見をもとに、警告が消えない根本的な理由とその解決策を、どこよりも詳しく解説していきます。
記事のポイント
- 新品電池でも警告が消えない技術的な背景
- ベンツのキーと相性が良い電池ブランドの選び方
- 盲点になりやすいスペアキーの影響と対策
- 警告表示を消すための具体的なリセット操作手順
ベンツのキー電池を交換しても表示が消えない原因

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- W205やW213で頻発する電圧降下の特性
- パナソニック製以外の電池による不具合の可能性
- 100均や長期在庫の電池がNGな理由
- スペアキーの電池切れが警告の原因という盲点
- 絶縁シールや皮脂による物理的な接触不良
W205やW213で頻発する電圧降下の特性
最近のメルセデス・ベンツ、特にW205型CクラスやW213型Eクラス以降に採用されているスマートキーシステム(キーレスゴー)は、私たちが想像する以上に複雑で高度な通信を絶え間なく行っています。このシステムが「電池がなくなった」と判断する仕組みを理解することが、解決への第一歩です。
従来のキーレスは、ボタンを押した時だけ電波を飛ばす「一方通行」の仕組みでしたが、現行世代は車両とキーが常に「お互いを探し合う」双方向通信を行っています。これにより、オーナーが車に近づくだけでドアロックが解除される利便性を実現しているのですが、その代償として電池への負荷が非常に高いんです。
キーレスゴーが要求する「パルス電流」の正体

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ベンツのキーは、ドアハンドルに手を触れた瞬間やプッシュスタートボタンを押した瞬間に、車両側から送られてくるLF(低周波)信号を受信し、即座にRF(高周波)信号で暗号化されたIDコードを返送します。この一瞬の「返信」の際に、キー内部のICチップには非常に大きな負荷がかかります。
これをパルス放電と呼びますが、この瞬間に電池の電圧がぐっと下がる「電圧降下(ボルテッジサグ)」が発生するんです。この緻密な制御メカニズムは、まさにポルシェのpdkの耐久性の真実を現役整備士が徹底解説!の記事で触れているような、高度なトランスミッションの制御センサーにも通じる精密さを持っています。
わずかな電圧の乱れが、システム全体の判断を狂わせてしまうわけですね。
なぜ「新品電池」でもエラーが出るのか
システムは、電池をただセットしている時の電圧ではなく、この通信負荷がかかった瞬間の電圧を常に監視しています。新品のボタン電池は通常3.2V程度の電圧がありますが、通信時に電圧が2.8V〜2.9Vあたりまで落ち込んでしまうと、車側のコンピューター(SAMやEIS)は「この電池はもう寿命だ」と判断し、警告を出し続けます。
つまり、テスターで測って3.0Vあったとしても、負荷に弱い電池だとベンツの合格ラインには届かないということですね。これが、皆さんが「さっき買ったばかりの電池なのに!」と驚かれる原因の正体です。

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ココがポイント
ベンツのキー判定基準は他メーカーよりも高く設定されています。これは、いかなる状況でも確実にセキュリティ認証を行い、電池切れで路上で立ち往生することを防ぐための安全マージンなのですが、その厳しさが「表示が消えない」という悩みを生んでいる側面もあるのです。
パナソニック製以外の電池による不具合の可能性
整備の現場で「電池を換えても消えない」という相談を受けた際、まず私が確認するのが電池のメーカーです。結論から言うと、メルセデスのキーにはパナソニック(Panasonic)製の電池が最も相性が良く、トラブルが少ないと感じています。これは単なるブランド志向ではなく、明確な電気的特性の違いに理由があります。
私自身、多くの欧州車を診断してきましたが、電池選び一つでエラーが消えるかどうかが決まる場面を何度も見てきました。
内部抵抗と放電特性のメーカー差
ボタン電池(リチウムコイン電池)は、どれも同じ形をしていて中身も同じに見えますが、内部の構造や化学組成の微細なバランスによって「内部抵抗」という値が異なります。内部抵抗が高い電池は、大きな電流を一気に流そうとした時に、自分自身の抵抗で電圧が大きく下がってしまいます。
パナソニック製の電池は、こうした車載用や産業用の高負荷通信を想定して設計されているため、通信時でも電圧が安定しやすいという大きな強みがあります。一方で、海外製の格安ブランドなどは、待機電力の低い時計などには向いていても、ベンツのような「一瞬の爆発力」を求めるデバイスには耐えられないことがよくあります。
ブランド選びで失敗しないために
たかだか数百円の差でストレスを抱えるよりは、信頼の国内メーカー、特にパナソニック製を選ぶのが賢明な判断と言えるでしょう。

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これは、中古車選びでBMW壊れやすい年式はいつ?現役整備士が教える故障リスクと選び方を気にするのと同じくらい、メンテナンスにおける「基本中の基本」なんです。
粗悪なパーツや消耗品を避けることが、結果として愛車の寿命を延ばし、余計なトラブル費用を抑えることに繋がります。プロの整備士が「パナ製にしてください」と言うのには、それなりの裏付けがあるんですよ。
自由なメモ
(出典:パナソニック インダストリアル製品『リチウムコイン電池 CR2032』商品詳細)によれば、リチウム電池は安定した放電電圧特性を維持するように設計されていますが、使用環境や負荷条件によってその挙動は大きく変わります。ベンツのキーのような高負荷デバイスには、信頼性の高い製品が必須です。
100均や長期在庫の電池がNGな理由
「100円ショップの電池でも大丈夫だった」という声もたまに聞きますが、プロの視点からはあまりおすすめできません。そこには「自己放電」と「品質のバラつき」という2つの大きなリスクが隠されているからです。100均で売られている電池自体が悪いというより、その電池がどのような環境で、どれだけの期間保管されていたかという「鮮度」の問題が非常に大きいんですね。
自己放電と使用推奨期限の罠
電池は、使っていなくても少しずつ電気を失っていく「自己放電」という現象が起きます。100均などの安価なルートで流通している電池や、ネットでまとめ売りされている激安電池は、製造からかなりの月日が経っている「長期在庫品」である可能性を否定できません。
パッケージに記載されている使用推奨期限が数年先であっても、保管環境(温度や湿度)が悪ければ、中身はすでに劣化が進んでいることがあります。特に高温多湿な日本の夏場、倉庫で眠っていた電池などは、見た目は新品でも中身はスカスカ……なんてことも珍しくありません。
電圧サグが引き起こす警告のループ
劣化した電池をキーに入れると、最初はメーターの警告が消えることもあります。しかし、数回ドアを開け閉めしたりエンジンをかけたりしただけで、再び「電池を交換してください」という表示が出てしまう……。これは、劣化した電池が通信の負荷に耐えきれず、すぐに電圧サグを起こしてシステムが再検知してしまうからです。
これを繰り返すとキーレスゴーが不安定になり、最悪の場合は路上での認証エラーにも繋がりかねません。確実に問題を解決したいなら、回転率の高い家電量販店や、しっかり管理された専門店で購入したばかりの「新鮮な」電池を使うことが鉄則です。

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ココに注意
ネットショッピングで購入する際は、安さだけで選ばず、レビューで「期限が新しいものが届いたか」を確認したり、信頼できるショップから購入するようにしましょう。届いた時点でパッケージが日焼けしているようなものは要注意です。
スペアキーの電池切れが警告の原因という盲点
これこそが、多くのオーナー様を迷わせる「最大の罠」かもしれません。実は、メインキーの電池を新品に交換しても、車両の通信範囲内にある「別のキー」が電池切れを起こしていると、警告表示は消えません。これは整備士でも、現場経験が浅いと見落としがちな非常に厄介なポイントなんです。
車両コンピューターの監視ロジック

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ベンツのスマートキーシステムは、車両の周囲数メートル以内に存在する、その車に登録されたすべてのキーと通信を試みることがあります。例えば、あなたがカバンの中にメインキーを入れ、もう一つのスペアキーをご自宅の玄関(ガレージのすぐ近く)に置いているとしましょう。
車はエンジン始動時に両方のキーと通信し、スペアキーから「電池が残り少ないよ!」という信号を受け取ってしまうと、メーターには無慈悲にも「電池を交換してください」と表示され続けます。車側からすれば、「キーが2つあって、そのうち1つが危ないよ」と親切に教えてくれているつもりなのですが、受け取る側は混乱してしまいますよね。
どのキーが悪いか教えてくれない
困ったことに、多くのベンツのメーター表示は「どのキーの電池がないのか」を特定して教えてはくれません。そのため、オーナー様は「メインキーを換えたのに直らない!」と頭を抱えることになるわけです。もし心当たりがあるなら、まずはスペアキーを車から20メートル以上離れた場所に移動させるか、電波を遮断する缶などに入れて隔離してみてください。
それで警告が消えるなら、原因は間違いなくスペアキーの電池切れです。私の経験上、この「スペアキーの干渉」を解消するだけで、驚くほどあっけなく解決するケースが3割くらいはあります。予備キーの電池も、メインキーとセットで交換してしまうのが一番の近道ですよ。
絶縁シールや皮脂による物理的な接触不良
原因を難しく考えすぎて、単純な物理的ミスを見落としてしまうこともよくあります。特に自分自身で交換作業を行った際は、以下のポイントをもう一度チェックしてみてください。プロの現場では、ほんのわずかな接触不良でも「動作不安定」とみなしますが、一般の方にはなかなか気づきにくい部分です。
絶縁シールやコーティングの存在
最近のボタン電池、特に海外の大手ブランド製品には、子供の誤飲を防ぐために苦味成分(ビターコーティング)が塗られていたり、通電を防止する極薄の透明シールが貼られていたりすることがあります。これらが電池の表面に残っていると、接触抵抗が激増し、キーが正しく電圧を検知できなくなります。
特に苦味成分のコーティングは、目に見えないほど薄いため非常に厄介です。新品の電池をセットしたのに警告が消えないときは、一度電池を取り出して、表面を丁寧に清掃してみてください。「新品だから汚れているはずがない」という思い込みを捨てることが大切です。
指紋(皮脂)がもたらす悪影響
電池のプラス面とマイナス面を同時に素手で触ると、手の脂(皮脂)が付着します。この脂は時間の経過とともに酸化し、絶縁体のように働いて電気の流れを阻害します。ベンツのキーのような繊細なデバイスにとって、このわずかな抵抗増加は致命的です。また、皮脂が付いたまま放置すると、最悪の場合は電池とキー側の端子が腐食してしまうこともあります。
交換する際は、ピンセット(金属製でないもの)を使うか、手袋を着用し、装着前に乾いた布やアルコール綿で電池を拭き上げるのがプロのやり方です。些細なことに思えるかもしれませんが、こうした丁寧な作業がトラブルフリーへの第一歩となります。

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さらに詳しく
ベンツのキー電池交換後に表示が消えない時の対策
- CR2032やCR2025の型番ミスを再確認
- リセットに有効なドアロックの連続操作の手順
- カップホルダーの鍵マークで行う再認識リセット
- W206など最新モデルの節電モード活用術
- 水没や車両側アンテナ故障の可能性を切り分ける
- よくある質問
- ベンツのキー電池を交換し表示が消えない問題の解決
CR2032やCR2025の型番ミスを再確認
基本的なことですが、ベンツのキーに使用する電池の型番(サイズ)を間違えていないか、今一度確認してみましょう。ボタン電池の「2025」や「2032」という数字には、実はちゃんとした意味があるんです。私も以前、お客様が「電池を換えたのにキーが閉まらない」と来られた際、型番違いが原因だったことを何度か経験しています。
サイズの違いがもたらす深刻な影響

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「20」は直径が20mm、「25」や「32」は厚みがそれぞれ2.5mmと3.2mmであることを示しています。つまり、CR2032はCR2025よりも0.7mm分厚いのです。このわずかな差が、精密なベンツのキー内部では大きな問題になります。厚すぎる電池を無理やり入れると、基板や蓋が歪んでしまい、接触が不安定になるだけでなく、最悪の場合は基板そのものを壊してしまうこともあります。
| 世代(代表車種) | 適合電池 | 注意点 |
|---|---|---|
| 第2世代(W204/W212/W221など) | CR2025 | 引き出し式のホルダー。CR2032を入れると蓋が閉まりません。 |
| 第3世代(W205/W213/W222など) | CR2032 | アーチ型キー。CR2025を入れると隙間ができ、接触不良になります。 |
| 第4世代(W206/W223など) | CR2032 | 最新の玉石型キー。電池の向きが逆にならないよう注意。 |
逆に、指定がCR2032なのに薄いCR2025を入れてしまうと、中のバネが電池をしっかり押さえられず、接触不良で「表示が消えない」どころか、エンジンがかからないトラブルに繋がります。必ずお使いのキーに指定された正確な型番を使用してくださいね。もし手元にある電池の型番が不安なら、外した古い電池をそのまま持ってお店に行くのが一番確実です。
リセットに有効なドアロックの連続操作の手順
電池を正しく交換しても、車両のコンピューター側が以前の「低電圧エラー」の記録(ログ)を保持したままになっていることがあります。これを解消し、新しい電池のステータスを認識させるための「手動同期」を試してみましょう。この方法は、ディーラーに行く前にぜひ試してほしい、非常に有効なテクニックです。
ハンドシェイクを促す操作方法
方法はいたってシンプルです。車のすぐそばに立ち、キーの「ロックボタン」と「アンロックボタン」を交互に、ゆっくりと5回〜10回ほど繰り返して押してください。この操作により、キーと車の間で双方向のID認証とステータス確認が何度も行われます。
これをハンドシェイクと呼びますが、このプロセスを経て車両側のECU(制御ユニット)が「お、新しい電圧の電池に変わったな」と認識し、メーターの警告を自動的に消し去ってくれることが非常に多いです。もしこれでも消えない場合は、一度エンジンをかけてから、再度この操作を試してみてください。
コンピューターの記憶がリセットされ、正常な状態に戻るはずです。これで消えたら儲けもんですよね!
カップホルダーの鍵マークで行う再認識リセット
ボタン操作でも表示が消えない、あるいは電池交換後に「キーが見つかりません」と表示されてエンジンがかからない場合に有効なのが、車内の「緊急用アンテナ」を使った再認識方法です。これは電池が弱っている時だけでなく、システムの同期がズレてしまった時の「特効薬」のような存在です。
キーの定位置を探そう
W205やW213などのモデルには、電池が切れていても磁気誘導でキーを認識できる「読み取りスポット」が用意されています。多くの場合はセンターコンソールのカップホルダーの底や、小物入れの底に「鍵のマーク」や「キーの形のくぼみ」があります。そこにキーを直接置き、その状態でブレーキを踏んでスタートボタンを押してください。
この位置は車両側のメインコンピューターと最短距離で、しかも電磁誘導によって電池残量に依存せず通信できる特別な場所です。ここで一度認識させると、システム全体の同期が強制的に行われ、エラー表示がクリアされることがあります。これは一種の強制リセットのような役割を果たしてくれるので、困った時の切り札として覚えておいて損はありませんよ。
メモ
車種によっては、ステアリングコラムの側面にキーを当てるタイプや、アームレスト内に専用の窪みがある場合もあります。マニュアルを一度確認しておくことをおすすめします。
W206など最新モデルの節電モード活用術
最新のW206型CクラスやW223型Sクラスにお乗りの方は、キー自体に備わっている「節電モード」の存在も知っておくとトラブルを回避しやすくなります。最新世代のメルセデスは非常に省電力化が進んでいますが、それでもオーナーの使い勝手次第で電池の寿命は大きく変わるものです。
電池消耗を抑えるダブルクリック
キーの施錠(ロック)ボタンを素早く2回続けて押すと、キーのLEDが長めに点灯し、キーレスゴーの待機状態がオフになるモードがあります。これは「予備のキーを長期間使わない時」などに電池が減るのを防ぐための機能です。
もし、電池を換えたばかりなのにキーの反応が悪く、表示が消えないという場合は、誤ってこのモードに入っていないか、あるいはこの機能を活用して一度リセット状態にしてから再認識させてみるのも一つの手です。節電モード中はキーレス機能が止まるため、ドアに触れても開きませんが、ボタンを押せば通常通り復帰します。
こうした「キー自身の機能」を正しく理解することで、無駄に電池を浪費せず、快適なベンツライフを維持することができるようになりますよ。
水没や車両側アンテナ故障の可能性を切り分ける
ここまでの手順をすべて試してもベンツのキー電池交換の表示が消えない場合、残念ながら物理的な故障の可能性を考えなければなりません。単なる電池切れのサインだと思っていたものが、実は車体側のSOSだったということも稀にあるのです。
整備費用が気になるという方は、あらかじめBMWの車検が高すぎる?現役整備士が教える費用を抑える秘訣などで紹介しているような、コスト管理の意識を持っておくと安心かもしれません。
内部基板の浸食と漏電
「洗濯機で回してしまった」「雨の中で落とした」といった明らかな水没でなくても、ポケットの中の湿気や汗などでキー内部に青サビが発生し、微細なショート(漏電)を起こしていることがあります。こうなると、どんなに良い電池を入れても数日で電気が吸い取られてしまい、常に電圧不足の警告が出続けることになります。
また、車両側のアンテナユニットが故障し、キーからの信号を正しく受け取れていないケースも稀にあります。複数のキー(メインとスペア両方)を試しても同じ症状が出るなら、それはキーではなく車側の不具合です。専用の診断機(Xentry)を使って、どのモジュールがエラーを吐いているか特定する必要があります。
注意ポイント
キーの故障は非常に高度なセキュリティに関わるため、基本的には「新品作成」での対応となります。最近は安い社外品のキーもネットで見かけますが、イモビライザーの書き換えができなかったり、車両のセキュリティを弱めたりするリスクがあるため、絶対に正規ルートでの作成を強く推奨します。
費用や納期については、信頼できるメカニックやディーラーへ早めに相談しましょう。
よくある質問
Q:新品の電池に交換したのに警告表示が消えないのはなぜですか?
A:ベンツのシステムは通信時の電圧降下を厳しく監視しています。安価な電池や長期在庫品は、負荷がかかった瞬間に電圧が基準値を下回ることがあり、新品であっても「残量不足」と判定されてしまいます。
Q:使用する電池はどこのメーカーでも大丈夫でしょうか?
A:パナソニック製の電池が最も推奨されます。ベンツのキーが必要とする「一瞬の大きな電流(パルス放電)」に対する特性が安定しており、電圧サグによる誤判定を防ぎやすいため、整備の現場でも強く推奨されています。
Q:メインキーの電池を換えても消えない場合、他に何を確認すべきですか?
A:車内や車両の近くにある「スペアキー」の電池切れを疑ってください。車両がスペアキー側の低電圧信号を検知していると、メインキーが新品であってもメーターに警告を出し続ける仕様になっているケースが非常に多いです。
Q:警告表示を消すための具体的なリセット方法はありますか?
A:車のそばでキーの施錠・開錠ボタンを交互に数回押して通信(ハンドシェイク)を促すか、車内のカップホルダー付近などにある「鍵マーク」のスポットにキーを置いてエンジンを始動し、車両にステータスを再認識させてください。
ベンツのキー電池を交換し表示が消えない問題の解決
さて、ここまでベンツのキー電池を交換し表示が消えないというトラブルについて、その原因と対策を深掘りしてきました。いかがでしたでしょうか。
メーターに警告が出るたびにディーラーへ行くのは時間も手間もかかりますが、まずは焦らずに、パナソニック製の新鮮な電池を使い、スペアキーの影響を排除した上で、ドアロックボタンの連続操作や鍵マークのスポットを使ったリセットを試してみてください。
たったこれだけのことで、今まで消えなかった警告がウソのように消えるはずです。メルセデスは非常にデリケートな電子機器の塊のような車ですが、その分、正しい知識を持って接してあげれば、末長く最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
もし、それでも解決しない場合は、目に見えない基板の劣化や車両側のセンサー不良も考えられるため、信頼できるメカニックに診てもらってくださいね。あなたのベンツライフが、常に快適で安心なものであることを心から応援しています!
もっと詳しく
※本記事で紹介した手順や適合情報はあくまで一般的な目安です。実際の操作やメンテナンスにあたっては、必ず車両に付属の取扱説明書を確認し、安全を十分に確保した上で行ってください。ご自身での作業に不安がある場合は、メルセデス・ベンツ正規販売店または整備工場へご相談ください。作業に伴う損害について、当ブログでは責任を負いかねますのでご了承ください。