はじめまして! このブログ「プレミアムカージャーナル」の運営責任者であり、現役の整備士を務めております、神崎悠真(かんざき ゆうま)と申します。
レクサスに憧れはあるけれど、自宅のマンションの駐車場や、よく使う外出先の立体駐車場に入るか不安という方は多いのではないでしょうか。特に、都市部でよく見かける古い機械式駐車場では、全幅1800mm以下という制限が大きな壁になりますよね。レクサスの幅が狭い車種を探そうと思っても、最近の高級車はグローバル基準でサイズが大きくなる傾向にあるため、どれが日本の駐車場事情にマッチするのか判断が難しいところかなと思います。
そこで今回は、レクサスの中で車幅が1800mmに収まるモデルを徹底的に洗い出し、失敗しないための選び方をまとめました。この記事を読めば、駐車場の制限を気にせず楽しめる、あなたにぴったりの一台が見つかるはずですよ。

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記事のポイント
- 全幅1800mm以下の制限をクリアする歴代レクサス車の紹介
- 現行モデルがサイズアップしてしまった背景と注意点
- 整備士の視点から見た機械式駐車場のパレット制限の真実
- 車検証の数値だけでは分からない実用上のサイズ選びのコツ
レクサスの車幅1800mm制限をクリアするおすすめ車種

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- レクサスで幅が狭い車種はCT200hがベスト
- マンションの駐車場でレクサスを安全に停めるコツ
- レクサスCTの幅と取り回しの良さを詳しく解説
- 日本専用設計 of レクサスHS250hが持つ優位性
- レクサスISの全幅を歴代モデル別に徹底比較
- 1800mm以下のレクサスを中古車で探すメリット
レクサスで幅が狭い車種はCT200hがベスト
結論からお伝えすると、日本の厳しい道路環境や駐車場事情において、レクサスで最も扱いやすいのは「CT200h」です。2011年から2022年までの10年以上にわたって販売されていたこのモデルは、まさに「日本のためにあるプレミアムコンパクト」といっても過言ではありません。
全幅は1765mmに抑えられており、都市部のマンションに多い1800mm制限のパレットでも余裕を持って入庫可能です。
整備士として数多くの個体をメンテナンスしてきましたが、CT200hの信頼性は特筆すべきものがあります。搭載されている1.8Lエンジンとハイブリッドシステムは、信頼の塊とも言える熟成されたユニットです。車幅がコンパクトであることは、単に駐車が楽なだけでなく、走行中の「車両感覚の掴みやすさ」にも直結します。
特にレクサスに初めて乗る方や、大きな車の運転に不安がある方にとって、このサイズ感は精神的な安心感をもたらしてくれるはずです。
また、ライバルとなる欧州車と比較しても、このサイズ感の維持は驚異的です。例えば、BMW 1シリーズの新型がなぜ売れないのかという議論の中でも、肥大化したボディサイズが理由の一つに挙げられることがありますが、CT200hは最後まで日本のインフラに寄り添い続けました。
車幅1800mmという境界線を1mmも超えないだけでなく、さらに35mmものマージンを残している点は、都市部ユーザーにとって最大のメリットかなと思います。
ポイント
整備の現場では、走行距離が15万キロを超えても元気に走っているCTをよく見かけます。幅が狭いからといって剛性が低いわけではなく、むしろ凝縮されたボディが生むキビキビとした走りは、今の大きなレクサスにはない独自の魅力ですね。ただし、室内空間に関しては「タイトさ」を感じるかもしれません。
特に後席は、大人が長時間乗るには少し窮屈かなと感じる場面もあるでしょう。しかし、それ以上に「どこへでも自信を持って入っていける」という機動力は、日本の都市部では何物にも代えがたい価値になります。
もし、あなたが「レクサスの質感は欲しいけれど、駐車場のサイズで悩んでいる」のであれば、まずはCT200hを第一候補に据えるのが正解です。中古車市場でも、低走行の高品質な個体がまだ見つかる時期ですので、今のうちにチェックしておくことをおすすめします。
マンションの駐車場でレクサスを安全に停めるコツ
マンションの駐車場、特に機械式や立体駐車場を利用する場合、カタログに載っている「全幅」だけを信じて購入を決めるのは非常に危険です。整備士として多くの方の失敗例を見てきましたが、数値上はクリアしていても、実際には現場で入庫を断られたり、ホイールをガリガリに傷つけてしまったりするケースが後を絶ちません。
まず知っておいてほしいのは、駐車場の管理規約にある「1800mm以下」という制限は、ボディの幅だけでなく、「タイヤの外幅(トレッド+タイヤの膨らみ)」がパレットの溝に収まるかどうかを指していることが多いという点です。レクサスの「F SPORT」グレードなどは、走行性能を高めるために標準グレードよりも太いタイヤを履いていることが一般的です。
そのため、車検証上の全幅は同じでも、タイヤのサイドウォールがパレットの縁に接触してしまうリスクが格段に高まります。

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注意ポイント
安全に停めるためのコツとしては、まず「自分の駐車場のパレットの内寸」を正確に測ることです。古いタイプだと、パレット自体の幅はあっても、タイヤを導くための「縁(ガイド)」が非常に高く設計されているものがあります。ここにレクサスの美しいアルミホイールが当たれば、修理には数万円の費用がかかってしまいます。
また、センサーの位置も重要です。最近のレクサスはドアミラーを畳んでもボディの最も広い部分(ショルダーライン)が張り出しているモデルが多いため、ミラーを畳んでいるからといって油断はできません。入庫時に一度車を降り、前後左右のクリアランスを確認する手間を惜しまないことが、愛車を守る最大の秘訣かなと思います。
さらに、マンションによっては、車重(車両重量)の制限もセットでかかっていることがほとんどです。レクサスはハイブリッドモデルが多く、見た目以上に重量があるため、幅がクリアできても重量オーバーでNG、というパターンも整備の相談でよく聞きます。幅1800mmという制限に加えて、必ず車両重量もセットで管理組合に確認しておくことを強くおすすめします。
レクサスCTの幅と取り回しの良さを詳しく解説
レクサスCT200hが、販売終了後もなお「日本の駐車場事情における最強のレクサス」として語り継がれる理由は、その類まれなる取り回しの良さにあります。全長4,355mmに対し、全幅1,765mmというパッケージングは、まさに日本の道路規格をミリ単位で研究して作られたかのようです。
| モデル時期 | 全幅 | 最小回転半径 | ホイールサイズ | 駐車場適正 |
|---|---|---|---|---|
| 標準・Version L | 1,765mm | 5.0m | 15/16インチ | ◎ 余裕あり |
| F SPORT | 1,765mm | 5.2m | 17インチ | ○ 適合 |
上記の表の通り、特筆すべきは5.0m〜5.2mという最小回転半径です。これは、狭い路地での右左折や、Uターンが非常にスムーズに行えることを意味しています。整備の現場でも、CTから別のレクサスへ乗り換えたお客様が「前のCTの方が断然小回りが利いて楽だった」と仰るシーンに何度も遭遇しました。
この「幅」と「小回り」の相乗効果が最も発揮されるのが、都心に多い「螺旋(らせん)状のスロープを持つ地下駐車場」です。大きな車だと、内側の壁にリアフェンダーを擦らないかヒヤヒヤしながら何度も切り返す場面でも、CTなら一発でスッと通り抜けることができます。この精神的な余裕こそが、日々の運転ストレスを大幅に軽減してくれるんですよね。

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ハッチバック形状のメリット
また、全長が短いことも駐車においては大きな武器になります。後ろがストンと切り落とされたハッチバック形状は、後方の距離感が掴みやすく、バックカメラに頼り切らなくても目視で正確に停められます。車幅1800mm以下の制限がある駐車場は、往々にして「通路そのものも狭い」ことが多いのですが、CTなら通路での切り返しも最低限で済みます。
整備士としての見解ですが、CTは足回りの設計も非常に素直で、ステアリングを切った分だけ正確に鼻先が向いてくれます。このダイレクトな操作感があるからこそ、狭い場所でも「自分の手足のように」車を操ることができるわけです。デザインの良さに惹かれて検討される方も多いですが、実際に所有してみると、この「圧倒的な使い勝手の良さ」こそが、CTを手放せなくなる最大の理由になるはずですよ。
日本専用設計 of レクサスHS250hが持つ優位性
「レクサスのセダンに乗りたい、でも幅1800mmの壁は絶対に超えられない」。そんな切実な悩みを抱える方にとって、救世主とも言える存在がレクサスHS250hです。このモデルは、グローバル展開を主とするレクサスの中で、極めて珍しく「日本市場」をメインに見据えて開発された一台です。
HS250hの全幅は、まさに戦略的な1785mm。1800mm制限のパレットに対して、左右に7.5mmずつのマージンを持たせたこの設計は、まさに計算し尽くされたものです。整備士の視点から見ても、この「あと15mmの余裕」が、どれだけ日々の駐車を楽にしてくれるかは計り知れません。
ISのように1795mmだと、少し斜めに進入しただけでタイヤを擦る可能性がありますが、HSの1785mmなら一呼吸置ける安心感があります。
メモ
HSのもう一つの大きな優位性は、その「パッケージング」にあります。セダンでありながら、全高が1,495mmと少し高めに設定されているのが特徴です。これにより、ヒップポイントが高くなり、腰や膝への負担が少ない自然な姿勢での乗降が可能になっています。
これは、シニア層の方や、ご家族を大切にするオーナー様から「本当に乗り降りが楽だね」と非常に高く評価されているポイントです。
室内空間についても、全幅を抑えながらも垂直に近いサイドガラスの設計など工夫が凝らされており、上位モデルに引けを取らない開放感があります。整備の際も、室内の各パーツの立て付けの良さや、吸音材の惜しみない使用など、レクサスらしい「おもてなし」の作り込みを感じます。
現在は残念ながら生産終了モデルとなってしまいましたが、その稀少なパッケージングゆえに、中古車市場では指名買いが絶えないモデルでもあります。「1800mm以下で最も実用的で豪華なレクサス」を探しているなら、HS250hは間違いなく後悔しない選択肢の一つかなと思います。
レクサスISの全幅を歴代モデル別に徹底比較

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レクサスを象徴するスポーツセダン「IS」。そのスタイリッシュな外観に惹かれる方は多いですが、駐車場に制限がある場合は、年式(世代)選びが何よりも重要になります。結論から言うと、1800mmの制限をクリアできるのは「2代目モデルまで」です。整備士としてお客様の相談に乗る際も、この点は真っ先にお伝えするようにしています。
それでは、歴代ISのサイズがどのように変化してきたのか、詳細なデータで比較してみましょう。
| 世代 | 型式 | 全長 | 全幅 | 判断(1800mm制限) |
|---|---|---|---|---|
| 初代(アルテッツァ) | GXE10/JCE10 | 4,400mm | 1,720mm | ◎ 余裕で入庫可能 |
| 2代目 | GSE20系 | 4,575mm | 1,795mm | ○ 適合(ギリギリ) |
| 3代目(前期〜中期) | AVE30/GSE30 | 4,665mm | 1,810mm | × 制限オーバー |
| 3代目(後期・現行) | GSE31系 | 4,710mm | 1,840mm | × 完全に不可 |
初代ISは、まだ5ナンバーサイズに近かった頃の名残があり、1720mmと非常にスリムでした。しかし、レクサスとしてのアイデンティティを確立した2代目(20系)では、世界基準に合わせるために大幅に拡幅されました。それでも、当時の開発主査は「日本の駐車場事情」を考慮し、1800mmという境界線を死守するため、1795mmという極限の数値に落とし込みました。
これは、整備士の目から見ても、デザインと実用性のせめぎ合いが生んだ「奇跡のバランス」だと言えます。
しかし、3代目(30系)へのモデルチェンジで、ついにその壁は崩れました。初期モデルで1810mmとなり、1800mm制限のパレットは物理的にアウト。さらに、2020年のビッグマイナーチェンジを経た現行モデルでは、1840mmという堂々たるサイズにまで成長しました。
もしあなたが「どうしても1800mm以下の駐車場でISに乗りたい」と願うなら、2代目IS(20系)の最終モデルあたりを探すのがベストな戦略になります。2.5Lや3.5LのV6エンジンの滑らかなフィーリングは、現行の4気筒ターボにはない贅沢さがありますし、このサイズ感でFRの走りを楽しめるのは、20系ISならではの特権ですね。
1800mm以下のレクサスを中古車で探すメリット
現行のレクサスラインナップに全幅1800mm以下の新車が存在しない今、制限をクリアするためには中古車市場に目を向ける必要があります。一昔前なら「中古のレクサスなんて……」と敬遠する方もいたかもしれませんが、今の時代、あえて中古車から自分に最適なサイズを選ぶことは、非常にスマートで合理的な選択だと言えるでしょう。
整備士として、特に推奨したいのが「レクサス認定中古車(CPO)」です。これは単なる中古車ではなく、メーカー基準の厳しい点検と整備をパスした個体だけが名乗れる称号です。例えば、レクサスCPOフェア対象車とは?という点について詳しく知ることで、高品質な中古車をよりお得に手に入れるチャンスが広がります。

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ココがおすすめ
また、維持費の面でも中古車は有利です。新車価格が高いレクサスも、中古になれば車両価格が抑えられるため、その分をワンランク上のコーティングや、整備に回すことができます。現場で見ていても、レクサスの塗装(自己修復塗装など)は非常に強く、5年、10年経っても磨けば新車のような輝きを取り戻すものが多いです。
さらに、1800mm以下のモデルは日本の都市部において「隠れた人気」があるため、リセールバリューが安定しているのも特徴です。将来的にライフスタイルが変わり、駐車場制限のない場所に引っ越す際も、良い条件で手放せる可能性が高いのは嬉しいポイントですよね。
「新車が買えないから中古にする」のではなく、「自分の生活環境に最もマッチする一台が、たまたま中古車の中にあった」。そんな風にポジティブに捉えて探してみると、きっとあなたにぴったりの「理想のレクサス」に出会えるはずですよ。
レクサスの車で幅1800mm超えのモデルと入庫の注意点
- コンパクトなレクサスLBXの幅が広い理由と対策
- 現行レクサスISの全幅は機械式駐車場で注意が必要
- レクサスGSの幅とアリストから続くサイズの変遷
- レクサスが立体駐車場に入るかを見極めるスペックの罠
- よくある質問
- レクサスの車で幅1800mm以内の理想の1台まとめ
コンパクトなレクサスLBXの幅が広い理由と対策
2023年に華々しくデビューした「LBX」。この車は「高級車の概念を変えるサイズの最小レクサス」として、非常に注目を集めていますよね。全長は4,190mmと、トヨタのヤリスクロスよりも短く、一見すると「これならどんな狭い駐車場でも余裕だろう」と思わせるルックスをしています。
しかし、ここで最大の注意点となるのが全幅です。LBXの全幅は1825mm。実は、先ほどご紹介したCT200hよりも60mmも幅広なんです。

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なぜ、これほど全長を切り詰めたのに幅を広げたのか。整備士の視点からその中身を紐解くと、レクサスが追求する「クラスレスな走り」への執念が見えてきます。LBXはコンパクトカー向けのGA-Bプラットフォームをベースにしながら、トレッド(左右のタイヤの間隔)を極限まで拡大しています。
さらに、大径タイヤをボディの四隅に配置し、踏ん張りの利いたスタンスを作るためにフェンダーを大きく張り出させているんですね。この設計により、高速道路での安定感やコーナリング性能は飛躍的に向上していますが、代償として「1800mm制限の機械式駐車場」には物理的に入らなくなってしまいました。
ココに注意
もし、どうしてもLBXに乗りたいけれど駐車場が1800mm制限だという場合は、早めに近隣の平面駐車場や1900mm対応の新しい機械式駐車場を探す必要があります。また、詳しいサイズ感や競合車種との比較については、レクサスLBXサイズ徹底比較!ライバルや立体駐車場の適合性の記事でも深掘りしているので、ぜひ参考にしてみてください。
整備の現場でも、納車後に「家の駐車場に入らなかった」という悲しい相談を稀に受けます。LBXは本当に素晴らしい車ですが、この幅1825mmという数値だけは、契約前に必ずご自身の環境と照らし合わせて、シミュレーションしておくことが大切かなと思います。
現行レクサスISの全幅は機械式駐車場で注意が必要
レクサスのラインナップの中でも、特に熱狂的なファンが多いのがスポーツセダンのISです。しかし、現行型(30系)のISは、マイナーチェンジを繰り返すたびにその「幅」が牙を剥く存在になってきました。特に2020年のビッグマイナーチェンジ以降、デザインがよりアグレッシブに進化し、それに伴って全幅は1840mmまで拡大されています。
この「1840mm」という数値は、都市部の古いマンションに多い1800mm制限のパレットには完全に入庫不可能です。さらに厄介なのは、1850mm制限の駐車場であっても、現行ISの場合はかなり難易度が高いという点です。ISはFRスポーツセダンらしく、リアフェンダーが力強く外側に張り出しています。
このため、バックで入庫する際にタイヤをパレットのガイドに合わせようとすると、張り出したボディパネルやホイールが、パレットの支柱やセンサーに干渉しそうになることが多々あります。
ココがダメ
もし、あなたがこれからISの購入を考えているなら、次世代モデルの動向も気になるところですよね。レクサス新型IS発売時期は2026年!価格や変更点を徹底解説の記事でも触れていますが、次期型ではさらなるサイズアップやBEV化の噂もあり、駐車場環境の確保はますます重要な課題になってくるでしょう。
現在、現行ISを所有されていて、どうしても狭い駐車場を使わなければならない方は、タイヤの空気圧管理にも気を配ってください。空気圧が不足してタイヤが撓む(たわむ)と、数値以上にサイドウォールが外側に膨らみ、パレットとの接触リスクが高まります。日々の点検が、思わぬ自損事故を防ぐ第一歩になりますよ。
レクサスGSの幅とアリストから続くサイズの変遷
かつての日本において、高級セダンの代名詞でもあったトヨタ・アリスト。そのレクサス版として登場したGSは、まさに日本の駐車場事情との「闘い」の歴史を歩んできました。2代目アリスト(JZS160系)の頃は、全幅が1800mmちょうどに設計されており、日本のインフラに完璧にフィットする「最適解」として愛されてきました。
しかし、レクサスブランドが日本で本格展開を始めた2005年以降、GSはグローバル市場、特に北米市場での競争力を高めるために、そのサイズを拡大せざるを得なくなりました。3代目GS(190系)では1820mm、そして最終型となった4代目GS(10系)では1840mmへと到達。この変遷は、レクサスが「日本国内専用」から「世界基準」へと完全にシフトした証でもあります。
| 車種名 | 全幅 | 駐車場(1800mm)の可否 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2代目アリスト | 1,800mm | ○ 入庫可能 | 日本のインフラに最適化 |
| 3代目レクサスGS | 1,820mm | × 制限オーバー | 1850mm枠なら入庫可能 |
| 4代目レクサスGS | 1,840mm | × 制限オーバー | 現行ISと同等のワイド感 |
整備士として昔のアリストや初期のGSをメンテナンスしていると、当時の設計思想が今のレクサスにも息づいているのを感じますが、サイズに関しては「昔の感覚」でいると痛い目を見ます。特に、レクサスの各モデルがどの程度の立ち位置(格付け)にあるのかを知ることで、サイズ選びの基準も見えてくるはずです。
興味がある方は、レクサスのグレードを低い順に徹底比較!価格と装備の賢い選び方の記事で、各車種のポジショニングを再確認してみてください。
メーカーが発表する諸元表に基づけば、現在の道路運送車両法でも全幅の制限はありますが、それはあくまで公道を走るための基準(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準』)であって、個別の駐車場の「パレット幅」を守ってくれるものではありません。GSのような威風堂々としたセダンを所有するなら、まずはそのサイズを受け入れられる「心の余裕」と「広い駐車場」を用意してあげるのが、オーナーとしての最初のおもてなしかなと思います。
レクサスが立体駐車場に入るかを見極めるスペックの罠
さて、ここまで車種別に詳しく見てきましたが、最後に「スペック表の数値だけでは分からない罠」についてお話ししておかなければなりません。整備の現場で「幅は収まっているはずなのに、パレットのセンサーが反応して車が出せなくなった」というトラブルに対応することがあるのですが、その原因の多くは数値化されにくい「形状」にあります。
レクサスの車は、空力性能やデザインを追求しているため、ボディのサイドラインが複雑に湾曲しています。車検証上の「全幅」は、ドアミラーを除いたボディの最も外側に張り出した部分の数値ですが、実際に駐車場で重要になるのは「どの高さでその幅があるのか」という点です。
例えば、パレットの縁が高いタイプの場合、ボディの中央部はクリアしていても、足回りの「タイヤの膨らみ」や「ホイールのリム」が真っ先に接触してしまいます。
さらに詳しく
また、入庫時の「降車スペース」も見落としがちです。車がパレットに収まったとしても、レクサスの重厚なドアはある程度の厚みがあります。幅がギリギリの駐車場では、ドアを少ししか開けられず、隙間から這い出すようにして降りなければならない……なんてことも。せっかくの高級車ライフが、これでは台無しですよね。
私がお客様におすすめしているのは、契約前に必ず「実車での試し入れ」をすることです。特に認定中古車などを検討されているなら、販売店のスタッフにお願いして、ご自宅の駐車場まで運んでもらい、実際に入庫してドアの開閉まで確認させてもらうのが最も確実。数値という「点」ではなく、日常の使い勝手という「線」でサイズを捉えることが、後悔しない秘訣ですよ。
よくある質問
Q:現在レクサスで販売されている新車に、全幅1800mm以下の車種はありますか?
A:残念ながら、現在レクサスの新車ラインナップに全幅1800mm以下の車種は存在しません。このサイズ制限をクリアするには、CT200hやHS250h、2代目ISなどの生産終了モデルを中古車で探すのが現実的な手段となります。
Q:新型のレクサスLBXはコンパクトですが、1800mm制限の駐車場に入りますか?
A:入庫できません。LBXは全長こそ短いですが、全幅は1825mmあります。見た目のコンパクトさに反して、多くの機械式駐車場で設定されている「1800mmの壁」を超えているため注意が必要です。
Q:車検証の全幅が1795mmなら、1800mm制限の駐車場でも安心でしょうか?
A:安心とは言い切れません。カタログ値(ボディ幅)はタイヤの膨らみやホイールの張り出しを含まないためです。特に「F SPORT」などはタイヤが太く、パレットの縁に接触したりセンサーが誤検知したりするリスクがあります。
Q:中古のレクサスを検討する際、故障などのリスクはありますか?
A:レクサス車は元々の耐久性が非常に高いですが、より安心を求めるなら「レクサス認定中古車(CPO)」がおすすめです。厳しい点検・整備をクリアし、保証も充実しているため、生産終了モデルでも長く安心して乗ることができます。
レクサスの車で幅1800mm以内の理想の1台まとめ

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今回の調査を通じて、レクサスの車で幅1800mmという制限をクリアするための最適解を模索してきました。現行モデルがグローバル化によって大型化する中で、日本の都市部でスマートにレクサスを乗りこなすには、やはりCT200hやHS250h、あるいは2代目ISといった「日本を熟知していた頃のモデル」が非常に魅力的な選択肢になります。
整備士としての私の見解では、これらのモデルは単にサイズが小さいだけでなく、日本の道路を走る際の「ストレスの少なさ」において、最新モデルを凌駕する部分があると感じています。幅が1800mm以下であれば、出先の古いホテルの駐車場や狭いコインパーキングでも、場所を選ばずにスマートにチェックインできます。この「どこへでも行ける自由」こそが、本当の意味でのプレミアムな体験ではないでしょうか。
理想の1台を見つけるための最終チェックポイント
- 全幅1765mmで最高クラスの取り回しを誇る「CT200h」
- 1785mmで大人4人がゆったり移動できる「HS250h」
- 1795mmでFRスポーツの真髄を味わえる「2代目IS」
もちろん、新しいLBXや現行ISの圧倒的なデザインや最新の安全装備も捨てがたいものです。もし駐車場の制限を理由にそれらを諦めきれないのであれば、思い切って駐車場環境を整える(平面駐車場への変更など)という選択肢もアリかなと思います。車に自分を合わせるのではなく、理想の車に環境を合わせる。それも一つの贅沢なカーライフの形ですよね。
どのような選択をするにせよ、数値データはあくまで「目安」に過ぎません。最終的な判断は、ぜひ実車を見て、座って、可能であれば入庫を試してから下してください。あなたのレクサスライフが、駐車場の悩みから解放された素晴らしいものになることを、心から願っております。
もし、具体的な個体のコンディションや、中古車選びで迷った際は、プレミアムカージャーナルの他の記事も参考にしてみてくださいね。正確な情報は公式サイトやカタログを必ず確認し、最終的な判断は信頼できる専門家やディーラーのスタッフと相談しながら進めていきましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考
レクサスのモデル選びや賢い買い方をもっと知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
メモ