
プレミアムカージャーナル
はじめまして!このブログ「プレミアムカージャーナル」の運営責任者であり、現役の整備士を務めております、神崎悠真(かんざき ゆうま)と申します。
映画のスクリーンを優雅に駆け抜けるボンドカーの姿を見て、アストンマーティンの美しさに心を奪われた方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にアストンマーティンがどこの国のブランドなのか、その背景まで詳しく知っている方は意外と少ないかもしれません。
イギリスの伝統を感じさせつつも、最近ではF1での活躍や他メーカーとの提携など、グローバルなニュースもよく耳にしますよね。アストンマーティンの本社や製造拠点はどこにあるのか、また現在のオーナーや資本関係はどうなっているのかといった疑問を抱くのは、このクルマに興味を持ち始めた証拠です。
この記事では、アストンマーティンというブランドのルーツから、最新の経営状況、さらには日本での販売価格や維持費のリアルな目安まで、私が整備士として、そして一人のクルマ好きとして感じている魅力を交えながら解説していきます。
読み終える頃には、アストンマーティンが単なる高級車メーカーではなく、世界中の情熱が注がれた特別な存在であることがお分かりいただけるはずです。
記事のポイント
- アストンマーティンの発祥の国とイギリスに根付いた製造のこだわり
- ブランドロゴに込められた深い意味と英国王室との特別な絆
- カナダやサウジアラビアなど世界中の資本が支える現在の経営構造
- 日本国内でのモデル別新車・中古車価格と所有するための維持費目安
英国の至宝アストンマーティンはどこの国のブランドか
- 創業の地イギリスで磨かれた100年の歴史と伝統
- ゲイドン本社とウェールズ工場が守り抜く熟練の技術
- 創業者の名前とアストンヒルの成功に宿るブランドの起源
- デイヴィッド・ブラウンが築いた伝説のDBシリーズ
- エンブレムのスカラベの羽が象徴する再生の精神
- ジェームズ・ボンド의愛車として輝く英国文化の象徴
創業の地イギリスで磨かれた100年の歴史と伝統
アストンマーティンは、1913年にイギリスで誕生した、100年以上の歴史を誇るプレミアムブランドです。設立以来、一貫してイギリスに本拠を置き続け、その誇り高い「英国車」としてのアイデンティティを今日まで守り抜いています。
長い歴史の中では、幾度となく経営の荒波に揉まれてきましたが、そのたびに多くのファンや投資家に支えられ、不死鳥のように蘇ってきた稀有なメーカーでもありますね。
私たちがアストンマーティンに対して抱く「気品」や「優雅さ」といったイメージは、まさにイギリスの貴族文化やクラフトマンシップが源泉となっています。
例えば、ホンダが新型スポーツカーを出す際に「プレリュードはポルシェのパクリか」と話題になるほど、欧州スポーツカーのデザイン哲学は世界中のメーカーに多大な影響を与えていますが、アストンマーティンもまた、その独自の美学で世界の頂点に君臨し続けています。
1913年、ライオネル・マーティンとロバート・バムフォードによって「バムフォード&マーティン社」として設立されて以来、このブランドは「最も美しい、最高級のスポーツカーを造る」という揺るぎない信念を貫いてきました。
アストンマーティンの魅力は、その走行性能もさることながら、手に触れる質感や細部に宿る「英国的美学」にあります。例えば、厚みのあるレザーシートの香りや、精緻に削り出されたスイッチ類の感触は、大量生産されるクルマでは決して味わえない領域です。
整備士として多くのクルマを扱ってきた私から見ても、アストンマーティンの各パーツには「魂」が宿っているように感じます。彼らは単なる移動手段としての自動車ではなく、イギリスという国が持つ文化や誇りを形にした、走る芸術品を創造し続けているのです。

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ゲイドン本社とウェールズ工場が守り抜く熟練の技術
現在、アストンマーティンの心臓部ともいえる本社と主要な生産拠点は、イギリスのウォリックシャー州ゲイドンにあります。2003年にオープンしたこの施設は、アストンマーティンの「今」を象徴する場所です。ここでは、一台のクルマを完成させるために膨大な手作業の時間が費やされています。
最新のテクノロジーを導入しつつも、内装のレザーを一針一針縫い上げる工程や、ボディの最終仕上げなど、熟練の職人による手仕事が随所に残されているのが大きな特徴です。
驚くべきことに、アストンマーティンの主要モデル一台を造り上げるには、約200人時(マンアワー)もの時間がかかるとされています。これは、一般的な量産車の数倍から十数倍にあたる数字です。例えば、外装の塗装だけでも50時間以上の工程を要し、鏡のような深い光沢を生み出しています。
また、内装に使用される最高級の「ブリッジ・オブ・ウィアー」製レザーは、職人が一つひとつの傷や質感を確認し、手作業で裁断・縫製されています。こうした手間暇を惜しまない姿勢こそが、ゲイドンという地で育まれてきた伝統の技なのです。
セント・アサン工場とSUVへの挑戦
さらに近年では、ウェールズのセント・アサンに「アストンマーティン・ラゴンダ・プロダクション&テクノロジーセンター」を新設しました。ここは、ブランド初のSUVである「DBX」シリーズの生産拠点となっており、かつての王立空軍基地を改装した広大な敷地を持っています。
ゲイドンがスポーツカーの聖地であるなら、セント・アサンはアストンマーティンの「新時代」を象徴する場所と言えるでしょう。
どちらの拠点もイギリス国内にあり、現地の雇用を守りながら「メイド・イン・イングランド」の品質を世界へ発信し続けています。こうした製造国へのこだわりは、ブランド力を維持する上で欠かせません。メルセデス・ベンツの親会社がグローバルな展開を見せる中でも自国のアイデンティティを大切にしているのと同様に、アストンマーティンもまた英国の誇りを守り抜いています。
自由なメモ
製造現場のこだわり:200時間の魔法 一台を仕上げるのに200時間。これは、効率を重視する現代の自動車産業においては驚異的な数字です。しかし、この「効率の悪さ」こそが、アストンマーティン特有の「温かみ」や「気品」を生んでいるんですよね。職人が手で触れ、目で確かめながら組み上げるからこそ、機械だけでは到達できない美しさが宿るのだと私は確信しています。

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創業者の名前とアストンヒルの成功に宿るブランドの起源
ブランド名の由来を知ると、その成り立ちがより身近に感じられます。アストンマーティンという名は、創業者のひとりであるライオネル・マーティンが、バッキンガムシャーにある「アストン・ヒル」というヒルクライムレースで輝かしい成績を収めたことに由来しています。彼の姓「マーティン」と、勝利の地「アストン」を組み合わせて名付けられたんですね。
創業当初、彼らが目指したのは単なる「速いクルマ」ではありませんでした。ライオネル・マーティンは情熱的なエンジニアであり、同時に自らステアリングを握るレーサーでもありました。彼がアストン・ヒルの急勾配を駆け上がった際、そのマシンは当時の最先端技術と美しさを兼ね備えており、観衆に強烈な印象を与えました。
この勝利がなければ、今日のアストンマーティンという名前は存在しなかったかもしれません。それほどまでに、この名前には「挑戦と勝利の歴史」が刻まれているのです。
アストンマーティンのような超高級車ブランドのルーツを知ることは、所有する喜びの一部でもあります。ベンツSSKの本物の値段が天文学的数字になるように、歴史的背景を持つモデルは時代を超えて価値を持ち続けます。アストン・ヒルという一つの峠道から始まった物語が、今や世界を代表するラグジュアリーブランドへと成長した事実は、非常にロマンチックですよね。
デイヴィッド・ブラウンが築いた伝説のDBシリーズ

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アストンマーティンの歴史を語る上で、実業家デイヴィッド・ブラウンの存在は欠かせません。1947年に彼が経営権を取得したことで、現在も続く伝説の「DB」シリーズが始まりました。もともとトラクターの製造などで成功を収めていた彼は、アストンマーティンとラゴンダという二つのブランドを統合し、「アストンマーティン・ラゴンダ」としての新たな一歩を歩ませました。
彼のイニシャルを冠したモデル群は、モータースポーツでの成功と、GTカーとしての完成度を飛躍的に高めることになります。
特にDB4、そして映画で有名になったDB5といったモデルは、世界中で「最も美しいスポーツカー」のひとつとして讃えられ、ブランドの黄金時代を築きました。一方で、こうした歴史的名車の維持は容易ではありません。
ベンツ300SLガルウィングの価格が高騰し続けているように、アストンマーティンのヴィンテージモデルもまた、適切なメンテナンスを施すことでその資産価値を保ち続けています。デイヴィッド・ブラウンが築いた「レーシングカーの性能を持つラグジュアリーカー」というコンセプトは、現代の最新モデル「DB12」に至るまで、ブランドの血統として脈々と受け継がれています。
メモ
整備士の視点:DBシリーズの血統 歴代のDBモデルを間近で見ると、どの時代でも「パワー、ビューティー、ソウル」というスローガンが形になっているのを感じます。最新のDB12でも、そのエレガントなシルエットには過去の名車たちの面影がしっかり宿っています。古いDB5のエンジンルームと最新のDB12を見比べても、機能美への執着は全く変わっていないのが本当に素晴らしいですね。
エンブレムのスカラベの羽が象徴する再生の精神
アストンマーティンの象徴的なウイング・エンブレム。実はこれ、一見すると鳥の羽のように見えますが、そのルーツは古代エジプトで神聖視された甲虫「スカラベ」の羽をモチーフにしていると言われています。スカラベは、太陽の象徴であり、「再生」や「復活」を司る生き物としてエジプト神話で崇められてきました。
自動車のデザインにはそれぞれ深い意味があり、アストンマーティンとベントレーのロゴの由来を比較してみると、英国プレミアムブランドが共通して持つ「翼」へのこだわりが見えてきて面白いものです。
1920年代後半、当時のレーシングドライバーであり高名な芸術家でもあったサミー・デイヴィスがこのデザインを考案したとされています。彼はエジプト学にも造詣が深く、スカラベの羽が持つ「不滅の美しさ」や「強靭な生命力」をアストンマーティンの姿に重ね合わせました。
幾度もの経営危機や倒産を乗り越え、そのたびに新境地を切り開いてきたブランドの歩みを考えると、この「再生」のシンボルはまさにアストンマーティンの運命を象徴しているかのようです。整備士としてこのエンブレムの重みを感じるのは、事故や経年劣化で傷ついた車体を修復し、再び路上へ送り出す時です。あの輝く翼を取り付ける瞬間、ブランドの持つ不屈の精神を思い出します。
ジェームズ・ボンドの愛車として輝く英国文化の象徴
アストンマーティンが「どこの国のブランドか」という問いに対して、多くの人が真っ先に「イギリス」と答える最大の理由は、映画『007』シリーズのジェームズ・ボンドの存在でしょう。1964年公開の『ゴールドフィンガー』で、数々の秘密兵器を搭載した「DB5」が登場して以来、アストンマーティンはボンドカーの絶対的な代名詞となりました。
この映画の成功により、アストンマーティンの名は世界中の人々の記憶に刻み込まれることになったのです。
映画の中でボンドが最新のガジェットを駆使しながらも、英国紳士としての品格を失わずに戦う姿は、アストンマーティンのブランドイメージと完璧に重なります。例えば、カレラGTの運転が難しいと言われるようなスパルタンな魅力とはまた異なり、アストンマーティンは「過激な性能をエレガントに包み込む」という独自の立ち位置を確立しています。
ジェームズ・ボンドがハンドルを握るアストンマーティンは、単なる乗り物ではなく、強さ、知性、そしてエレガンスを体現する「相棒」のような存在なのです。
アストンマーティンはどこの国の資本で経営されているか
- カナダの実業家が率いる筆頭株主とF1への挑戦
- サウジアラビアや中国の資本が支えるグローバルな基盤
- メルセデスやルシードと提携した次世代EVへの転換
- 日本の正規ディーラー網と所有者に求められる維持費
- 新開発V12エンジンと伝統の魅力を守る最新戦略
- よくある質問
- 英国の誇りと多国籍な資本が融合するアストンマーティンの国
カナダの実業家が率いる筆頭株主とF1への挑戦
現在のアストンマーティンは、ロンドン証券取引所に上場する公開企業(PLC)ですが、その舵取りを実質的に大きく担っているのはカナダの億万長者、ローレンス・ストロール氏率いる「イーツリー・コンソーシアム」です。
2020年、経営難とパンデミックの打撃で危機に直面していたブランドに彼が多額の資金を投入し、エグゼクティブ・チェアマンに就任したことで、アストンマーティンは劇的な復活劇を開始しました。
ストロール氏のリーダーシップのもと、最も大胆かつ成功した動きは「アストンマーティンF1チーム」の誕生です。自社の技術力を世界に知らしめるこの戦略は、まるでポルシェGT2とGT3の違いを追求するようなストイックなスポーツ性の強化にも繋がっています。
F1への参戦は、単なるプロモーションではなく、市販車への技術フィードバックやブランドの認知度向上に計り知れない効果をもたらしています。資本の源泉こそカナダの投資グループにありますが、その目的が「英国の至宝」を世界最強にすることにあるなら、これほど心強いことはありません。
サウジアラビアや中国の資本が支えるグローバルな基盤
アストンマーティンの現在の資本構成を紐解くと、そこには世界各国の巨大な力が集結していることが分かります。筆頭株主のストロール氏以外にも、主要な株主として非常に戦略的なパートナーたちが名を連ねています。これは、自動車産業が巨大な資本を必要とする現代において避けられない流れでもあります。
ベンツは中国の傘下なのかという議論がよく聞かれるように、プレミアムブランドの資本構成は今や非常に多国籍化しています。
| 主要株主名 | 出身国 | 役割・影響 |
|---|---|---|
| イーツリー・コンソーシアム | カナダ | 経営の主導、F1を通じたブランド強化、長期戦略の決定 |
| サウジアラビア公共投資基金(PIF) | サウジアラビア | 圧倒的な資金力による資本安定、中東市場でのプレゼンス向上 |
| 浙江吉利控股集団(Geely) | 中国 | 先進技術の共有、巨大な中国市場へのアクセスと供給網の最適化 |
| メルセデス・ベンツ・グループ | ドイツ | 高性能V8エンジン、先進安全装備、車載OS等の基幹技術提供 |
「どこの国の資本か」という点では、もはやアストンマーティンは「世界の英知が集結したグローバル企業」だと言えます。しかし、面白いことに、これだけ資本が多国籍化しても、彼らが投資している対象はあくまでも「イギリスの伝統と技術」なんです。世界中の資本が、アストンマーティンの「英国らしさ」を磨き上げるために集まっている。
この絶妙なバランスこそが、現在のブランドの安定感を生んでいるのだと私は思います。

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メルセデスやルシードと提携した次世代EVへの転換

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自動車業界全体がかつてないほどのスピードで電動化(EV)へとシフトする中、アストンマーティンも着実に未来への布石を打っています。長年、ドイツのメルセデス・ベンツとは深い技術提携関係にあり、現在のモデルには信頼性の高いパワーユニットが供給されています。
これは、ポルシェのPDKの耐久性が定評を得ているのと同様に、アストンマーティンもまた最高水準の信頼性を確保するための戦略です。
アメリカのルシードとの戦略的提携
さらに注目すべきは、アメリカの新興EVメーカー「ルシード(Lucid Motors)」との提携です。ルシードの高性能EV技術により、アストンマーティンは「世界で最も美しいEV」を、最高水準の性能で生み出すことが可能になります。
これは、かつてのBMW i8に乗っている人の実態からも分かるように、先進的な電動スポーツカーへの期待が高まる市場への、アストンマーティンなりの回答でもあります。
イギリスの伝統的な感性と、ドイツやアメリカの最先端技術が融合することで、次世代のアストンマーティンがどのような驚きを与えてくれるのか。静寂の中で圧倒的な加速を見せる姿を想像すると、ワクワクしますよね。アストンマーティンがその美しさを失わない限り、どんなパワーユニットになっても、追いかけ続けたいと思わせてくれる魅力が彼らにはあります。
技術提携のメリット
- メルセデスの信頼性の高い車載システムを活用しつつ、アストン独自の官能性を維持
- ルシードの高性能EV技術により、既存の電動化競争を一気に飛び越えることが可能
- デザインや乗り味という「魂」の追求にリソースを集中できる
日本の正規ディーラー網と所有者に求められる維持費
さて、ここ日本での展開についても触れておきましょう。現在、アストンマーティン・ジャパンは東京を中心に強力な正規ディーラー網を構築しています。こうしたブランドを維持するには、ポルシェGT3を買える人の年収が話題になるのと同様に、一定以上の経済的基盤が求められます。特にアストンマーティンの場合、購入後のメンテナンスにもそれなりの予算が必要です。
具体的にどれくらいかかるのか。あくまで目安ですが、車両の状態をベストに保つためには、年間で最低でも100万円〜200万円程度のメンテナンス予算を「常時」用意しておくべきというのが、専門家の共通見解です。
BMWの車検が高いと感じる方もいるかもしれませんが、アストンマーティンのようなウルトラ・ラグジュアリー・ブランドでは、パーツ代や工賃の基準がさらに一段階上がります。例えば、専用設計のタイヤ交換や、イギリス本国からのパーツ取り寄せなど、維持費のリアルを理解しておくことが、後悔しないオーナーライフの第一歩となります。
ココに注意
所有時の注意点:維持費と部品供給 アストンマーティンは精密な芸術品です。定期的な点検はもちろん、突然のトラブルに備えて余裕を持った維持費計画を立てることを強くおすすめします。信頼できる正規ディーラーでの履歴が残っている個体は、将来手放す際のリセールバリューも高く維持される傾向にあります。
新開発V12エンジンと伝統の魅力を守る最新戦略

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電動化へ舵を切る一方で、アストンマーティンはクルマ好きの魂を揺さぶる「伝統」も決して忘れていません。世界的な環境規制の強化により、多くのメーカーがダウンサイジングを進める中、アストンマーティンは2024年にあえて新型のV12エンジンを自社開発するという、驚くべき決断を下しました。
これは、単なる移動の足としての車ではなく、感情を揺さぶる「機械」を求めるファンへの誠実な姿勢です。
アストンマーティンの魅力は、その「音」や「振動」にあります。BMW 6シリーズが安い理由を気にする中古車市場とは異なり、アストンマーティンのV12モデルは、その希少性と官能性によって、新車価格からさらに価値を高めることさえあります。また、近年はビスポーク部門「Q by Aston Martin」の成功により、自分だけの特別な一台を求める顧客が急増しています。
一台あたりの販売価格が上昇したことで、ブランドは健全な収益性を確保し、さらなる新技術開発へと投資するサイクルが出来上がっています。

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2025年モデルの価格目安(税込)
よくある質問
Q:アストンマーティンはどこの国のメーカーですか?
A:1913年にイギリスで誕生した「英国」のブランドです。現在も本社はイギリスのゲイドンにあり、製造拠点も国内に置くなど、英国車としてのアイデンティティを強く守り続けています。
Q:現在のオーナーや資本関係はどうなっていますか?
A:カナダの実業家ローレンス・ストロール氏を筆頭株主に、サウジアラビアの公共投資基金、中国の吉利集団、ドイツのメルセデス・ベンツなど、世界各国の資本が支えるグローバルな経営構造となっています。
Q:アストンマーティンの維持費はどれくらいかかりますか?
A:車両コンディションを維持するためには、年間で最低100万円〜200万円程度のメンテナンス予算を確保しておくことが推奨されます。部品の多くが英国からの取り寄せになるため、費用も高額になる傾向があります。
Q:ロゴ(エンブレム)にはどのような意味があるのですか?
A:象徴的なウイング・エンブレムは、古代エジプトで「再生」や「復活」を司る神聖な甲虫「スカラベ」の羽がモチーフです。幾多の経営危機を乗り越えてきたブランドの精神を象徴しています。
英国の誇りと多国籍な資本が融合するアストンマーティンの国

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結論として、アストンマーティンがどこの国のブランドかと問われれば、その答えは多層的です。精神的・文化的なルーツは、紛れもなくイギリスです。ゲイドンやセント・アサンの工場で職人が手作業で組み上げるその姿は、1913年の創業から変わらぬ「英国の魂」そのものです。
一方で、企業としての存続を支える「国」は、今やグローバルです。カナダ、サウジアラビア、中国、ドイツ。これら世界中のリソースが、アストンマーティンという「英国の至宝」を守り、次世代へ繋ぐために集結しています。
BMWを二度と買わないと後悔するユーザーが出るほど、ブランドの信頼性は重要ですが、アストンマーティンは多国籍な資本と技術を取り入れることで、むしろその品質と信頼性をかつてないレベルまで引き上げることに成功しました。
2025年以降、V12エンジンの咆哮と、静寂なEVの未来が共存するアストンマーティンの新しい時代が始まります。私自身、整備士としていつか電動化されたアストンマーティンを整備する日が来ることを楽しみにしていますし、同時に、ガソリン臭いV12エンジンを調整する喜びも噛み締めていきたいと思います。
アストンマーティンは、どの国の資本になろうとも、ハンドルを握ればそこには必ず「英国の魂」が宿っているはずですから。

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はてな
最後にアドバイス:夢の実現に向けて アストンマーティンの購入は、人生における大きなイベントです。もし本気で検討されているなら、ネットの情報だけでなく、ぜひ一度お近くの正規ディーラーに足を運んでみてください。ショールームに入った瞬間に感じる空気感は、画面越しでは絶対に伝わりません。あなたにとって最高の「相棒」となる一台が見つかることを、心から願っています!