
プレミアムカージャーナル
はじまして! このブログ「プレミアムカージャーナル」の運営責任者であり、現役の整備士を務めております、神崎悠真と申します。
新型プレリュードのデザインが公開されてからというもの、ネット上ではプレリュードはポルシェのパクリではないかという噂や、リアのデザインが911に似てるという声が絶えませんね。特にテールランプの一文字形状やプリウスのようなフロントマスクについては、海外の反応も含めて賛否両論が巻き起こっています。
私自身も最初に見たときはその既視感に驚きましたが、実際に何が似ているのか、そしてメーカーの意図はどこにあるのかを深掘りしていくと、意外な事実が見えてきました。
記事のポイント
- ポルシェ911やタイカンとデザインが似ている具体的な理由
- フロントマスクがプリウスに似てしまう現代の技術的背景
- ホンダが掲げる開発コンセプトと中身のメカニズム
- 価格やスペックから見るポルシェとプレリュードの決定的な違い
プレリュードがポルシェのパクリと言われる理由
- 911と比較するリアデザインの類似性
- タイカンと重なるテールランプの意匠
- プリウスに似てるフロントマスクの評判
- 実車はダサいか検証する海外の反応
- かっこいい外観に潜む筆記体の既視感
911と比較するリアデザインの類似性
今回の新型プレリュードにおいて、最も議論を呼んでいるのがリアセクションのデザインです。「パクリ」と言われてしまう最大の要因は、間違いなくこの後ろ姿にあると言っていいでしょう。車に詳しい方なら一目見た瞬間に「おっ?」と思ったはずです。私自身、最初に画像を見たときは「これは相当攻めたな、あるいはやってしまったか」と驚きました。
特に多くの自動車ファンが指摘しているのが、ポルシェ911(最新の992型)とのシルエットの類似性です。ポルシェ911といえば、リア車軸の後ろにエンジンを搭載する「RR(リアエンジン・リアドライブ)」レイアウトが最大の特徴であり、アイデンティティです。
この特殊なレイアウトゆえに、巨大な後輪のトラクションを受け止めるための極端にワイドに張り出したリアフェンダーと、そこからエンジンフードに向かって滑らかに絞り込まれるキャビン形状(いわゆるティアドロップ型のルーフライン)が機能美として成立しています。
一方で、新型プレリュードはシビックをベースとした「FF(フロントエンジン・フロントドライブ)」の車です。通常、FF車はフロントにエンジンやトランスミッションなどの重量物が集中するため、どうしても頭でっかちなプロポーションになりがちです。また、後席の居住性を確保しようとすると、ルーフを後ろまで伸ばす必要があり、リア周りは絶壁気味になることが多いのです。
しかし、今回のプレリュードは、デザイナーの執念とも呼べる工夫により、Cピラーからトランクにかけてのラインを極限まで絞り込み、FF車とは思えないほどの色気ある「ヒップライン」を作り出しています。

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メモ
FF車でFRやMRのような「後ろに重心があるような形」を作るのはデザイン的に非常に高度な技術です。Aピラーの位置を引いてノーズを長く見せ、キャビンをコンパクトに絞り込む。ホンダのデザイナーがプロポーションの黄金比を追求し、頑張った証拠でもあります。
しかし、クーペデザインの完成度を高めれば高めるほど、スポーツカーの頂点であり「正解」とされるポルシェ911のデザインコードに近づいてしまうというジレンマがあるのかもしれません。これを「パクリ」と呼ぶか、「スタイリングの勝利」と呼ぶかは、見る人の車に対するスタンスによって大きく分かれる部分です。
私のような整備士の視点から見ても、リアフェンダーの有機的な膨らみ方や、ドアパネルからリアへと続くプレスラインの処理は非常に美しいと感じます。板金塗装泣かせの複雑な曲面ですが、それゆえに夕暮れ時などの光の当たり方で表情が変わる深みがあります。しかし、その美しさが洗練されればされるほど、「ジェネリック・ポルシェ」というレッテルを貼られてしまうのは、偉大なオリジナルが人々の脳裏に焼き付いている以上、避けられない運命なのかもしれません。
タイカンと重なるテールランプの意匠

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リアデザインの既視感を決定づけているもう一つの大きな要因が、左右のリアフェンダーを貫くように配置された横一文字のLEDテールランプ(ライトバー)です。このパーツの存在感が、ポルシェっぽさを加速させています。
近年のポルシェは、象徴的な911だけでなく、フル電動スポーツカーの「タイカン」やSUVの「カイエン」「マカン」など、ほぼ全てのモデルでこの「横一文字」のデザイン言語をブランドのシグネチャーとして採用しています。特に、ポルシェの手法は非常に精緻で、クリアやブラックのガラス質ガーニッシュの中に、極細の赤いラインが浮かび上がるように発光させるのが特徴です。また、「PORSCHE」の立体ロゴをガラスケースの中に収めるようなレイアウトも、先進的かつ高級感を演出する定石となっています。
新型プレリュードのテールランプも、残念ながら(あるいは意図的に)、この手法を非常に忠実に踏襲しているように見えてしまいます。デザインの構成要素を分解してみると、その類似性がよく分かります。
ここが似ていると言われる具体的なポイント
- ボディ幅いっぱいに広がる、継ぎ目のない極細のLEDバーデザイン。
- ライトユニットの直下に、適度な余白を持たせて配置されたブランドロゴのバランス。
- 消灯時はブラックアウトしてボディに馴染み、点灯時だけ鋭いレーザーのような赤色が浮かび上がる演出。
- リアバンパー下部のナンバープレート配置位置とディフューザー形状の構成。
もちろん、擁護する材料もあります。この「横一文字テール」は、現在のアウディ(A7/A8)やレクサス(IS/NX/RXなど)、トヨタ(ハリアー/クラウン/プリウス)など、世界中のメーカーがこぞって採用している「2020年代のグローバルスタンダード」です。LED技術の進化により、昔のように大きな電球スペースを確保する必要がなくなり、デザインの自由度が増した結果、多くのメーカーが「ワイド感」と「先進性」を表現するためにこの形状にたどり着きました。
しかし、プレリュードの場合は、前述した「911風のボディシルエット」とこのテールランプが組み合わさってしまっている点が問題です。単体で見ればトレンドの採用であっても、全体として見ると「タイカンのリアにそっくり」という印象を抱かせやすい構成になっているのは否定できません。整備士として多くの車を見てきましたが、もしエンブレムを隠してこのリアビューだけを見せられたら、一瞬ポルシェの新型かと見紛うほどのクオリティであることは確かです。
プリウスに似てるフロントマスクの評判
リアがポルシェなら、フロントはトヨタのプリウスに似ているという声も多く聞かれます。いわゆる「ハンマーヘッド」デザインとの類似性ですね。これもネット検索のサジェストに必ず出てくる話題であり、避けては通れない検証ポイントです。
鋭く切れ込んだヘッドライトユニットと、それを縁取るような「コ」の字型のデイタイムランニングライト(DRL)の形状は、確かに現行の60系プリウスやクラウンシリーズ(特にスポーツやセダン)を彷彿とさせます。一部の辛辣な意見では、「前はプリウス、後ろはポルシェ、エンブレムはホンダ」なんていう、キメラのような扱いを受けてしまっています。
しかし、これには単なる模倣ではない、明確な技術的・物理的な理由があると考えられます。現代の車のデザインは、デザイナーが描くスケッチだけで決まるものではなく、エンジニアリングの要件や空力特性によって形作られる部分が非常に大きいからです。

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| 要素 | 類似してしまう技術的背景と理由 |
|---|---|
| 極薄型ヘッドライト | LEDユニットの超小型化・高輝度化により、かつてのような大きなライトハウジングが不要になりました。これにより、デザインの自由度が増すと同時に、各社が「切れ長」の未来的な表現を採用し始めました。 |
| グリルレスな鼻先 | ハイブリッド車やEVにおいて、空気抵抗係数(Cd値)を下げて燃費・電費を向上させることは至上命題です。そのための空力的な最適解が、フロントグリルの開口部を減らし、滑らかな曲面で構成するノーズです。 |
| 鋭いノーズ形状 | 万が一の衝突時に歩行者を守るための「歩行者頭部保護基準」を満たしつつ、スポーティな低さを出すためには、ボンネットとエンジンの間に衝撃吸収用の空間を作り、かつ先端を一定の形状にする必要があります。 |
つまり、現代の厳しい環境規制や安全基準の中で、燃費と空力を突き詰めていくと、どのメーカーも似たような顔つきに「収斂(しゅうれん)」していくという現象が起きているのです。これは生物学でいうところの、イルカとサメが全く違う生き物なのに、水中を効率よく泳ぐために似た形になる現象(収斂進化)と同じです。
パクリというよりは、物理法則と法規制に対する最適解が同じだったと言うほうが、技術的には正確かもしれません。フェラーリの最新SUVであるプロサングエや、クラウン・スポーツなども似たような顔つきをしていることから、これが「2020年代のスポーツフェイス」の正解なのだと思います。
実車はダサいか検証する海外の反応
では、日本国内だけでなく、海外の反応はどうでしょうか。「パクリで恥ずかしい」「オリジナリティがないからダサい」と一蹴されているかと思いきや、詳しく調べてみると意外にも肯定的な意見が目立ちます。日本人が気にするほど、海外ユーザーは「似ていること」をネガティブに捉えていないようです。
特にアメリカやヨーロッパの自動車系掲示板(Redditなど)やYouTubeのコメント欄を見てみると、「ポルシェに似ているなら、それは褒め言葉だ」「安価に買えるポルシェなら大歓迎」といった、非常に実利的なコメントが多く見受けられます。
ブランドの歴史や血統を重んじる古くからのマニア層からは「Generic Porsche(ジェネリック薬品ならぬジェネリック・ポルシェ)」と揶揄されることもありますが、若い世代や新規層は「かっこよければOK」「このデザインで日本車の信頼性と燃費があるなら最高」というスタンスのようです。
また、実際に東京オートサロンやジャパンモビリティショーで実車を見た人々からは、写真とは違う評価も聞こえてきます。
写真やレンダリング画像では、どうしても奥行きが消えて平面的に見えてしまい、デザインの特徴的なパーツ(ライトの形など)だけが目立って「〇〇に似てる」と判断されがちです。しかし、実車が放つ立体的なオーラや、複雑な曲面に映り込む光の反射を含めた全体の造形は、また別物なのかもしれません。
私たちがネットの画像だけで「パクリだ、ダサい」と判断するのは時期尚早とも言えるでしょう。実車が街中を走り始めたとき、その評価は大きく好転する可能性を秘めています。
かっこいい外観に潜む筆記体の既視感
もう一つ、デザインの印象を決定づけている小さな、しかし非常に重要な要素があります。それがリアセンターに配置された「Prelude」のエンブレムです。
今回のモデルでは、近年のホンダ車のようなシンプルなゴシック体(ブロック体)ではなく、流麗な筆記体(スクリプトフォント)が採用されています。実は、ポルシェも伝統的に「911」や「Carrera」、「Turbo」といったモデル名に独特の筆記体を使用しており、これがポルシェ特有の、少しクラシカルでエレガントな高級感を醸し出す重要なアイコンになっています。
参考
ただ、ここでホンダの名誉のために強く主張しておきたいのは、ホンダにとっても筆記体は決して「借り物」ではないという点です。ホンダの歴史を振り返れば、初代(1978年)や2代目(1982年)のプレリュードも、トランクフードに筆記体のエンブレムを誇らしげに掲げていました。当時のプレリュードは「デートカー」としての地位を確立しており、その優雅さを象徴するデザインだったのです。

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したがって、メーカーとしては「ポルシェの真似」をしたつもりはなく、あくまで「自社のヘリテージ(遺産)への回帰」であり、往年のプレリュードへのリスペクトとオマージュであるという意図があるはずです。しかし、現代の文脈でそれを行うと、タイミング的にどうしてもポルシェを連想させてしまうというのは、少し間の悪い偶然だったのかもしれません。デザインの世界における「引用」と「模倣」の境界線は、受け取り手によって変わる難しい問題ですね。
ポルシェのパクリ疑惑とプレリュードの正体
- 中身はシビックベースという現実
- コンセプトはグライダーという弁明
- e:HEVの仕組みと2.0Lの限界
- 発売日と価格予想に見る格の違い
- よくある質問
- プレリュードはポルシェのパクリで終わるか
中身はシビックベースという現実
デザインの「似てる/似てない」議論から一歩踏み込んで、車としての本質である「中身」の話をしましょう。外観はポルシェのようなスーパーカーオーラを纏っていますが、その骨格(プラットフォーム)は、現行のシビック(FL型)がベースになっていることがほぼ確実視されています。
ポルシェ911が、走りのためにコストを度外視した専用のスポーツカープラットフォームを採用し、エンジンを後ろに積んでいるのに対し、プレリュードは量産車であるシビックの「ホンダ・グローバル・アーキテクチャ」を流用しています。これは車両価格を現実的なライン(若者でも頑張れば買える400〜500万円台)に抑えるために絶対に必要なことです。
構造的には、フロントにエンジンを横置きするFFレイアウトであり、サスペンション形式なども基本的にはシビック(フロント:マクファーソンストラット、リア:マルチリンク)に準じると予想されます。そのため、純粋な機械としてのレイアウトで見れば、ポルシェとは全く異なる車です。
「見た目はスーパーカー、中身は大衆車」と言うと聞こえは悪いかもしれませんが、今のシビックのプラットフォームは非常に優秀です。特に「シビック Type R」で世界中のサーキットで鍛え上げられた技術(サスペンションジオメトリーや高剛性ボディ、接着剤の塗布技術など)が投入される可能性が高く、FFスポーツとしては世界最高峰のハンドリング性能を持っていると言っても過言ではありません。
「ポルシェのようなリア駆動の蹴り出し感」はありませんが、「ホンダらしい軽快で意のままに操れるFFハンドリング」が期待できるでしょう。
コンセプトはグライダーという弁明
ホンダの開発陣は、このデザインについて「ポルシェを意識した」とは口が裂けても言いません。彼らが公式に掲げている開発コンセプトは、「UNLIMITED GLIDE(アンリミテッド・グライド)」です。
開発責任者の山上氏は、メディアのインタビューで「幼少期に見たグライダー(滑空機)の記憶」について語っています。エンジンを持たず、上昇気流(サーマル)を捉えて、音もなく空を滑るように飛び続けるグライダー。その姿に、電動化時代(ハイブリッド)のスポーツカーのあるべき姿を重ね合わせたのです。
近年のスポーツカーやスーパーカーは、戦闘機や猛獣をモチーフにした、巨大なエアインテークや複雑なウィング、エッジの効いたラインを持つ「攻撃的でアグレッシブなデザイン」が主流です。しかし、プレリュードはあえてその逆を行きました。ボディ表面から不要な突起やラインを削ぎ落とし、ツルッとした「塊感」のある造形を目指したのです。
「グライダー・コンセプト」が目指したデザインの特徴
- 風の抵抗を極限まで減らす、水滴のような滑らかなボディライン。
- 攻撃的でオラオラした顔つきではなく、知的で優雅な大人の佇まい。
- 静止しているときは美しく、動き出すとダイナミックという「静と動」の二面性。
- サーキットのラップタイムよりも、グランドツーリング(長距離移動)での心地よさを重視。
この「余計な要素を削ぎ落とす」「機能美を追求する」というアプローチを極限まで突き詰めた結果、シンプルでタイムレスなデザインを信条とするポルシェと、結果的に似たような場所に辿り着いてしまった、というのが真相に近いのかもしれません。デザイナーの世界ではよくある「シンプルを極めると似てくる」という現象です。
e:HEVの仕組みと2.0Lの限界
走りの面でも、プレリュードはポルシェとは全く異なる独自のアプローチをとっています。搭載されるパワートレインは、ホンダが誇る2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」です。
このシステムは、エンジンは主に発電機として働き、タイヤを駆動するのは主に高出力モーターという「シリーズハイブリッド」に近い動きをします(高速巡航時のみエンジン直結モードがあります)。つまり、ガソリン車でありながら、電気自動車(EV)のような「音もなく滑らかに加速する」感覚が得意です。
アクセルを踏んだ瞬間に最大トルクが発生するモーターの特性は、まさに「風に乗って滑空する」グライダーのような感覚を実現する技術的な裏付けとなります。
しかし、冷静なスペックの話をすれば、あくまで2.0Lの直列4気筒エンジン(シビックe:HEVやアコードと同系統)を搭載したハイブリッド車です。システム総合出力は200馬力〜210馬力前後と予想されています。一方で、ポルシェ911はベーシックなカレラでも385馬力、上位モデルでは600馬力オーバー、EVのタイカンも強烈な加速力を誇ります。したがって、0-100km/h加速などの絶対的な動力性能において、ポルシェと比較対象になる車ではありません。
擬似的なシフトチェンジ「S+ Shift」の採用
ただ、ホンダも「ただのエコカー」で終わらせるつもりはありません。新たに「S+ Shift」という機能を搭載し、パドルシフト操作に合わせて、擬似的にエンジンの回転数を変化させたり、変速ショック(段付き感)を演出したりするギミックを用意しています。これにより、ハイブリッドでありながら、まるでマニュアル車やデュアルクラッチ車を運転しているような「操る楽しさ」を提供しようとしています。絶対的な速さではなく、ドライバーとの対話や「感性」で勝負する車だと言えます。
発売日と価格予想に見る格の違い

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最後に、市場での立ち位置(ポジショニング)を冷静に見てみましょう。スペックやデザインで比較されることが多いですが、価格を見ればプレリュードがポルシェの競合ではないことがはっきりと分かります。
| 車種 | 予想価格帯 | 主なターゲット層 |
|---|---|---|
| ホンダ プレリュード | 450万 〜 550万円 | 日常使い、デートカー、初めてのクーペ、リターン層(子育て終了世代) |
| ポルシェ 911 | 1,600万円 〜 | 本格的なスポーツ走行、ステータス、富裕層、コレクター |
| トヨタ プリウス | 320万 〜 400万円 | 実用性、燃費重視のエコカー、ファミリー |
このように、プレリュードとポルシェには価格で3倍から4倍、グレードによってはそれ以上の開きがあります。1600万円の車と500万円の車を「どっちを買うか」で迷う人はまずいません。住んでいる世界が違うのです。
プレリュードが市場で戦うべき実質的なライバルは、トヨタの「GR86/スバル BRZ」やマツダの「ロードスター」、あるいは少し色気のある「プリウス」や輸入車のCセグメントクラスといったところでしょう。「400万円台〜500万円台で、ポルシェのような高級感ある雰囲気のクーペが新車で買える」と考えれば、これほどコストパフォーマンスの高い車はないとも言えます。
残価設定ローンなどを活用すれば、月々数万円でこの美しいクーペが手に入るというのは、多くの車好きにとって現実的な希望となるはずです。
よくある質問
Q:新型プレリュードは本当にポルシェのパクリなのですか?
A:意図的な模倣ではなく、空気抵抗を減らす機能美(グライダー)や、現代のデザイントレンド(横一文字テール)を取り入れた結果、似てしまったというのが真相です。
Q:走行性能やスペックもポルシェに近いのですか?
A:いいえ、中身はシビックベースのハイブリッド(e:HEV)であり、ポルシェのような絶対的な速さはありません。日常での心地よさを重視した車です。
Q:フロントデザインがプリウスに似ているのはなぜですか?
A:燃費向上のための空力対策や、歩行者保護などの法規制に対応した結果、現代のスポーツカーとして最適な形状が似通ってしまった(収斂進化)ためです。
Q:新型プレリュードの価格はどれくらいですか?
A:正式発表前ですが450万〜550万円程度と予想されています。1600万円以上のポルシェとは異なり、比較的手の届きやすい価格帯です。
プレリュードはポルシェのパクリで終わるか
ここまで、デザインの類似性から技術的な背景まで詳細に検証してきましたが、結論として「プレリュード ポルシェ パクリ」というネット上の言葉は、半分正解で半分間違いだと言えます。
確かにデザインの文法や、流行の「横一文字テール」の取り入れ方は、ポルシェの影響を強く受けているように見えますし、意図せず似てしまった部分もあるでしょう。ポルシェ好きの私から見れば、「やはりポルシェのデザインは偉大で、誰もが憧れ、模倣したくなる到達点なのだ」と改めて感じさせられます。
しかし、プレリュードにはホンダなりの「グライダー」という明確な思想があり、e:HEVという独自のハイブリッド技術が詰まっています。この車は、サーキットでコンマ1秒のタイムを削るための戦闘機ではなく、私たちの退屈な日常を少しだけ優雅にしてくれる、現代の最高のデートカーなのです。(出典:本田技研工業『Prelude Concept』公式ページ)

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発売され、街中を走り始めれば、その滑らかな走りと優雅なスタイルは、単なる「パクリ」という言葉を超えて、新しいスペシャリティカーの形として受け入れられていくのではないでしょうか。ポルシェには手が届かないけれど、日々の移動を特別なものにしたい。そんな私たちのような車好きにとって、新型プレリュードは間違いなく、所有する喜びを満たしてくれる魅力的な選択肢の一つになるはずです。