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レクサスでブルートゥースが繋がらない原因と解決策を整備士が解説

神崎悠真

神崎 悠真(1級自動車整備士)                       元大手メーカー勤務。現在は高級車を中心に扱う現役のメカニック兼、自動車検査員です。このブログでは、カタログのスペック表には載っていない**「故障リスク」や「本当の資産価値」**について、整備士の視点から忖度なしで解説します。                                  車選びで失敗したくない方は、ぜひ私の経歴をご覧ください。                                             資格一覧                                         自動車整備士一級、自動車検査員、中古自動車査定員、低圧電気取扱者、大型自動車第一種運転免許、中型自動車第一種運転免許、準中型自動車第一種運転免許、普通自動車第一種運転免許、牽引自動車第一種運転免許証、甲種危険物取扱者、ガス溶接技能講習修了証、全工協主催 基礎製図検定・機械製図検定、全工協主催 情報技術検定、フォークリフト運転技能講習修了証(最大荷重1t以上)、半自動溶接適格性証明書専門級、玉掛け技能講習修了証、床上操作式クレーン運転技能講習修了証(つり上荷重5t以上)、産業車両整備技能士特急、ジュニアマイスターゴールド認定

はじめまして!このブログ「プレミアムカージャーナル」の運営責任者であり、現役の整備士を務めております、神崎悠真(かんざき ゆうま)と申します。

レクサスの車内インテリアを背景にした、Bluetooth接続診断ガイドのタイトル画像。

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レクサスという素晴らしい車に乗っていて、ふとした瞬間に音楽が止まったり、ハンズフリー通話ができなくなったりすると、せっかくのラグジュアリーな時間が台無しになってしまいますよね。実は、レクサスのブルートゥースが繋がらないというお悩みは、私のお客様からもよくご相談を受ける非常に多いトラブルの一つなんです。

特に最近のレクサスはシステムが高度化している分、ちょっとした設定の食い違いで機嫌を損ねてしまうことがあるみたいですね。

この記事では、iPhoneやAndroidといったスマートフォン側の設定から、レクサス車両側のシステム特性までを幅広くカバーして、繋がらない原因を突き止めていきます。急に繋がらなくなった時のリセット方法や、音楽が聞こえないといった具体的な症状への解決策、さらには最新のレクサスNXやRXで採用されている新システムの癖についても触れていきます。

この記事を読み終える頃には、きっとあなたのレクサスでも快適なワイヤレス環境が戻っているはずですよ。

記事のポイント

  • レクサスの世代ごとに異なるブルートゥース接続の仕組みと登録制限
  • スマホのOSアップデート後に見直すべき具体的な設定ポイント
  • システムがフリーズした際に有効な「隠しコマンド」的な再起動術
  • 音が出ない・ペアリングできないといった症状別の切り分けフロー

レクサスでブルートゥースが繋がらない原因と対策

  • 新世代マルチメディアシステムと登録台数の上限
  • スマホのOSアップデートによる接続設定の競合
  • 車内Wi-Fiやミラキャストとの電波干渉
  • 補機バッテリーの電圧低下が通信に与える影響
  • レクサスインターフェース特有 of 個人プロファイル
  • 接続済みでも音楽が聞けない時の音量設定とソース

新世代マルチメディアシステムと登録台数の上限

レクサスの車内マルチメディア環境は、ここ数年で劇的な進化を遂げました。特に2021年以降の新型NXを筆頭に順次導入されている「Lexus Interface」は、これまでのモデルとは接続の思想そのものが根本から異なります。以前のモデル(第3世代や第4世代のリモートタッチ採用車など)は、車両側が「受動的」にBluetoothデバイスからの信号を待機する形式が主流でした。

しかし、最新世代ではドライバーが誰であるかをスマートキーやデジタルキー、あるいは顔認証で特定し、その人物に紐付いたデバイスを車両側が「能動的」に探しに行くという、非常に高度でパーソナライズされた仕組みに進化しているのです。

ここで意外な落とし穴となるのが、システム内に保存される「登録台数の上限」と「管理データの断片化」です。レクサスのシステムには、登録できるスマートフォンの数に物理的な上限が設けられています。車種や年式にもよりますが、一般的には5台から最大10台程度です。

ご家族で車を共有していたり、過去に機種変更した際の古いスマホ情報がそのまま残っていたりすると、新しいデバイスを登録しようとした際に「新規登録」のメニューがグレーアウトして選べなかったり、ペアリング中に謎のエラーを返したりすることがあります。

これは、レクサスのグレードを低い順に比較して最適な一台を選んだとしても、システム側の共通仕様として直面し得る課題です。

レクサス各世代のBluetooth登録上限と特徴

システム世代 主な車種・年式 登録上限目安 接続の特徴
旧世代(リモートタッチ等) 2013年〜2021年頃のIS, RX, ES等 最大5台〜7台 ハードウェア固有IDによる固定ペアリング
新世代(Lexus Interface) 2021年以降のNX, RX, LX等 最大10台 ドライバープロフィール連動・クラウド連携

また、長年にわたってデバイスの登録と削除を繰り返していると、車両側の接続管理データ(レジストリ)にゴミが溜まり、動作が不安定になることがあります。これはパソコンの動作が重くなるのと似た現象ですね。

もし「上限には達していないはずなのに繋がらない」という場合は、一度すべての登録情報をクリアして、現在のメイン機だけを再登録してみるのが、最も確実でクリーンな解決策かなと思います。

スマホのOSアップデートによる接続設定の競合

iPhoneならiOS、Androidなら最新のOSにアップデートした直後、なぜか「レクサスのブルートゥースが繋がらない」という現象が起きることがあります。これは現場でも本当によく耳にする話で、実はスマホ側のOSが進化する際に、Bluetoothの通信プロトコル(通信の手順書のようなもの)に微細な変更が加えられることが原因であることが多いんです。

車両側のシステムは数年前の設計のまま、スマホ側だけが最新のルールに変わってしまうことで、相互の「ハンドシェイク(接続の確立)」に失敗してしまうわけですね。

特に最近のiOS 18やAndroid 15といった最新環境では、プライバシーとセキュリティの保護がこれまで以上に厳格化されています。

ペアリング自体は成功して画面に「接続済み」と出ているのに、いざ電話をかけようとすると「連絡先がありません」と表示されたり、音楽アプリを立ち上げても無音だったりする場合は、スマホ側の設定アプリ内でレクサス(車両側)に対して「すべての権限」が明示的に許可されているかを確認する必要があります。

最新のテクノロジーを搭載したbmw i8に乗ってる人の実例を見ても分かる通り、高度な電子制御車両ほどスマートフォンのOS相性には敏感なものです。

スマートフォンの設定画面で「連絡先の同期」や「メディアの音声」がオンになっていることを示すイラスト。

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スマホ側で見直すべきチェックポイント

  • 「設定」>「Bluetooth」>「Lexus」の「i」マークをタップ
  • 「連絡先を同期」がオンになっているか
  • 「自分の通知を表示」が許可されているか
  • Androidの場合、「メディアの音声」と「HDオーディオ」が有効か

もし設定を見直しても改善しない場合は、スマホ側のBluetoothキャッシュが古い情報を掴んだままになっている可能性があります。OS側のバグ修正を待つことも一つの手ですが、まずは自分自身で設定を「一度リセットしてやり直す」という手間をかけることが、解決への最短ルートになるはずです。

車内Wi-Fiやミラキャストとの電波干渉

レクサスの車内は、実は目に見えない電波が非常に混み合っている空間です。ブルートゥースが使用している周波数帯域は2.4GHz帯というものですが、これは車内Wi-Fiや、Android端末でよく使われる「Miracast(ミラキャスト)」、さらには電子レンジなどと同じ帯域なんですね。

レクサスのマルチメディアシステムにおいて、大画面で動画を楽しめるミラキャストを有効にしている場合、同じ通信チップが「画面のミラーリング」と「オーディオ通信」の両方を同時に処理しようとして、キャパオーバーを起こすことがあります。

これが原因で「急に音が飛ぶ」「接続がブツブツ切れる」といった症状が発生します。特に高画質な動画をミラーリングしている最中は、Bluetooth側の帯域が極端に削られてしまい、システムが接続を維持できずに切断を判断してしまうこともあります。また、意外な伏兵として「後付けのドライブレコーダー」が発するWi-Fiノイズも無視できません。

これはベンツのワンボックス新車価格2025年モデルなどの他社高級車でも同様の課題として挙げられることが多く、ノイズ対策が不十分な電子機器の持ち込みには注意が必要です。

レクサスの車両を中心に、Bluetooth、Wi-Fi、ミラキャストの電波が互いに干渉しているイメージ図。

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自由なメモ

電波干渉を疑う際の切り分け方法として、まずは「Wi-Fi設定を一度すべてオフ」にしてみることをお勧めします。これでBluetoothが安定するようであれば、原因は電波の混雑にあると断定できます。最近のレクサスではワイヤレスCarPlayも普及していますが、無線が不安定な時はあえて「高品質なUSBケーブルでの有線接続」に切り替えるのが、最もストレスのない解決策かもしれませんね。

補機バッテリーの電圧低下が通信に与える影響

これは長年整備の現場にいる人間だからこそお伝えできるポイントなのですが、レクサスのBluetooth不安定問題の背後に「バッテリーの劣化」が隠れているケースが少なくありません。

レクサス、特にハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)には、走行用の高電圧バッテリーとは別に、ライトやカーナビ、各種コンピューターを動かすための「12V補機バッテリー」が搭載されています。

このバッテリーの電圧が低下してくると、車両のシステムは消費電力を最小限に抑えるための保護モードに入り、通信モジュールのような「走行に直接関係ない電子機器」への電力供給を不安定にさせることがあるんです。

「朝一番の始動時は繋がるのに、しばらく走ると接続が切れる」「システムを一度落として再始動すると直る」といった不可解な挙動は、電圧変動に敏感なBluetoothチップが悲鳴を上げているサインかもしれません。もしメーターにレクサスのビックリマークがオレンジに点灯しているようなら、電圧低下を含む何らかの警告が出ている可能性も高いです。

Bluetoothの不具合は、実は車からの「バッテリーを点検して!」というSOSメッセージなのかもしれませんよ。

12V補機バッテリーの電圧低下が原因でBluetooth接続が不安定になる症状を解説したテキストスライド。

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さらに詳しく

バッテリーの状態は、専用のテスターを使わないと正確には判別できません。もし新車購入から3年以上経過している、あるいは最近アイドリングストップの挙動が変わったなどの兆候があれば、点検のついでに電圧チェックを依頼することをお勧めします。正確な診断については、レクサス正規販売店での点検を推奨いたします。

レクサスインターフェース特有の個人プロファイル

2021年以降の「Lexus Interface」搭載車において、最もユーザーを混乱させているのがこの「個人プロファイル(マイセッティング)」との連動機能です。このシステムでは、スマートキーやスマートフォン自体を「鍵」として認識し、乗車した瞬間にシートポジションからエアコン設定、そしてBluetoothの接続先までを自動で切り替えてくれます。

しかし、この「誰が乗っているか」の認識が曖昧になった瞬間、接続の歯車が狂い始めるのです。

よくあるのが、ご夫婦で一台のレクサスを共有しているケースです。助手席に奥様、運転席にご主人が座っている状態で、車が先に奥様のキーを認識してしまうと、システムは「奥様のプロファイル」をロードします。これは、レクサスRCFに乗ってる人の実像のように特定のこだわりを持つオーナー様にとっても、設定の煩雑さを感じる部分かもしれません。

プロファイル機能はクラウドと常に通信を行っているため、地下駐車場などの電波の悪い場所で起動すると、プロファイルの読み込み自体がタイムアウトし、結果としてBluetooth設定がデフォルト(未接続)に戻ってしまうこともあります。便利すぎる機能が、時として接続の壁になってしまう典型的な例と言えるでしょう。

複数のドライバーとキーが存在する場合に、システムがどのスマートフォンを接続すべきか混乱している様子を示す図解。

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なぜ自分のプロファイルが読み込まれないの?

  • スマートキーの電池が消耗していて認識が遅れている
  • 別のユーザーのキーが車内に先に持ち込まれた
  • DCM(車載通信機)の電波状況が悪く、クラウド認証に失敗した
  • ドライバー識別設定(指紋や顔認証)がオフになっている

接続済みでも音楽が聞けない時の音量設定とソース

「ナビ画面には確かに『接続中』と出ているし、曲名も表示されている。なのにスピーカーからは一向に音が流れてこない……」。この症状、故障を疑ってディーラーに駆け込む前に、ぜひ確認してほしい「3つの音量出口」があります。Bluetoothオーディオの世界では、音量は「スマホ本体の音量」「音楽アプリ内の音量」「車両側のマスターボリューム」という3段階で制御されています。

このうち一つでも最小(ミュート)になっていれば、音は聞こえません。特にAndroid端末では、Bluetoothデバイスごとに個別の音量を記憶する設定になっていることが多く、車に繋いだ瞬間にスマホ側が勝手に「消音」になっているケースが多々あります。

もう一つの盲点が、車両側の「オーディオソース」の選択ミスです。レクサスのシステムは多機能なため、最後に聴いていたのがラジオやテレビであれば、Bluetooth接続が完了していても出力先はラジオのままです。ナビのメニューから明示的に「Bluetooth」ソースを選択し直す必要があります。

また、Apple CarPlayが背後で起動していると、Bluetooth(A2DP)プロファイルではなく、より高音質なWi-Fi経由のCarPlayプロトコルに音声出力が奪われてしまうこともあります。ベンツのキー電池を交換しても表示が消えない場合と同様、システム側のリセットや再読み込みが必要なケースもあるため、現在の出力経路がどこにあるのかを画面上で冷静に確認してみてください。

スマートフォン、音楽アプリ、車両のそれぞれの音量設定を確認することを示すフロー図。

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音が聞こえない時のクイックチェック

  1. スマホ側の音量ボタンを最大付近まで上げてみる
  2. レクサスのソース選択画面で「Bluetooth」にチェックが入っているか確認
  3. 再生中の音楽アプリが「一時停止」になっていないか確認
  4. CarPlay/Android Autoが優先起動していないか確認

レクサスでブルートゥースが繋がらない時の初期化手順

  • 音量ノブ長押しによるマルチメディアシステムの再起動
  • ペアリング情報を双方のデバイスから完全削除する方法
  • iPhoneやAndroidのネットワーク設定リセット
  • 最新のOTAソフトウェアアップデートによる不具合修正
  • ディーラーでのDCM点検と技術サービス情報の確認
  • よくある質問
  • レクサスでブルートゥースが繋がらない問題の解決策まとめ

音量ノブ長押しによるマルチメディアシステムの再起動

システムがフリーズして操作を一切受け付けない、あるいは設定画面では「接続中」となっているのに全く機能しない……。そんな絶望的な状況において、まず真っ先に試すべき「魔法の操作」があります。それが、最新のレクサス車に備わっている「マルチメディアシステムの強制再起動」です。

操作は極めてシンプルで、センターコンソール付近にあるオーディオの音量調節用物理ノブ(パワーノブ)を、画面が消えるまで約10秒間、ひたすら長押しするだけです。しばらくすると画面にレクサスのロゴが表示され、システム全体がリフレッシュされた状態で立ち上がります。

これは、スマートフォンの電源を一度切って入れ直すのと同じ原理です。レクサスの高度なマルチメディアシステムも、内部では複雑なプログラムが常に動いており、何らかの拍子に通信プロセスが「無限ループ」に陥ったり、メモリ不足でハングアップしたりすることがあります。

特にエンジンをかけた直後の忙しいタイミングでBluetoothの接続処理が重なると、こういったスタックが起きやすいんですね。整備士として多くの車両を見てきましたが、レクサスNXマイナーチェンジ2026年モデルなどの新世代システムでも、この再起動操作は非常に有効な「初期対応」となります。不具合の多くはこの再起動だけであっけなく解消してしまうことが多いですよ。

オーディオのパワーノブを10秒間長押しして、レクサスのマルチメディアシステムを再起動する手順の解説。

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再起動のポイントと注意点

  • ノブを「カチッ」と押し込んだまま、画面が暗くなるまで離さないのがコツです。
  • 再起動中はナビの案内やバックカメラの映像も一時的に消えるため、必ず安全な場所で行ってください。
  • 旧型モデル(リモートタッチ採用車など)では、ノブの長押しではなく「エンジン(システム)のオフ・オン」が必要な場合があります。

ペアリング情報を双方のデバイスから完全削除する方法

システムを再起動しても繋がらない、あるいは「ペアリングに失敗しました」というエラーが繰り返される場合、車両側とスマートフォン側の双方に残っている「過去の接続記憶」が破損している可能性が極めて高いです。ここで皆さんがよくやってしまうのが、スマホ側の登録だけを消してやり直そうとすること。

実はこれ、不十分なんです。車両側には「古いスマホの残像」が残っており、スマホ側には「古い車両のキー」が残っている……この情報の不一致が、再接続を拒む最大の壁になります。「両方の記憶を一旦完全に消去して、初対面の状態に戻す」ことが、最も確実な初期化手順になります。

具体的な手順としては、まず車両の設定メニューから対象のスマートフォンを「削除」します。次に、スマートフォン側のBluetooth設定画面から「Lexus」や「CAR MULTIMEDIA」といった項目を見つけ、こちらの登録も解除してください。その後、念のためにスマホ本体を一度再起動してから、改めて新規ペアリングを開始します。

この「完全なリセット」を行うことで、壊れてしまった通信用のレジストリが正しく書き直され、クリーンな状態でデータのやり取りができるようになります。たとえ将来レクサスLFAのような特別なモデルに乗る機会があっても、基本的なBluetoothペアリングのトラブル解決法は共通しています。

車両とスマートフォンの双方からペアリング情報を削除し、ゼロから再接続する手順のイラスト。

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ポイント

  1. 車両側:「設定」>「Bluetooth/機器」から当該デバイスを削除
  2. スマホ側:Bluetooth設定からレクサスの登録を「解除(このデバイスの登録を解除)」
  3. 再起動:スマホと車両システム(ノブ長押し)を両方再起動
  4. 再接続:車両側から「機器の追加」を行い、新規デバイスとしてペアリング

iPhoneやAndroidのネットワーク設定リセット

「車両側は悪くないはずなのに、どうしても自分のスマホだけが繋がらない」というケースでは、スマートフォン側の通信モジュール自体が混乱をきたしている場合があります。特にiOSやAndroidの大型アップデート直後などは、内部のBluetoothスタック(通信を制御するソフトウェア層)にゴミが残り、それが原因で特定のプロファイルが読み込めなくなることがあるんです。

そんな時に有効なのが、スマホの「ネットワーク設定のリセット」です。これは、Wi-Fi、Bluetooth、VPNなどの通信に関するすべての設定を工場出荷時の状態に戻す強力な機能です。

iPhoneであれば「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」から実行できます。実行すると、保存されていたWi-Fiのパスワードなども消えてしまうため、自宅のWi-Fiなどに再接続する手間は発生しますが、Bluetooth周りの頑固なバグを解消する力は非常に強力です。

もし最新のレクサスUXフルモデルチェンジ2025年モデルのような新車に乗り換えた際にも、このリセット術を知っておくと初期設定時のトラブルに冷静に対処できます。OS由来の頑固なバグにはこれが非常に有効なんです。

リセット前に必ず確認!

ネットワーク設定をリセットすると、外出先で使っているWi-Fiのパスワードやテザリング設定も消去されます。リセット後に再設定ができるよう、必要なパスワードなどは手元に控えてから作業を行ってくださいね。

最新のOTAソフトウェアアップデートによる不具合修正

レクサスの最新世代システム「Lexus Interface」の大きな強みは、スマートフォンのように無線でシステムを更新できる「OTA(Over-The-Air)」機能に対応していることです。

以前であれば、ナビの不具合を直すためにわざわざディーラーへ足を運ぶ必要がありましたが、今は自宅の駐車場に停めている間に、インターネット経由で修正プログラムをダウンロードし、適用することができるようになっています。

実は、Bluetoothの接続不安定や特定のスマホとの相性問題は、メーカー側も把握しており、OTAアップデートで密かに修正されているケースがよくあります。

「設定」メニューの中に「ソフトウェア更新」という項目がないか、今一度確認してみてください。もし更新の通知が来ているのであれば、それはあなたの悩みを解決する重要なパッチかもしれません。更新には10分から15分程度の時間がかかり、その間はナビやオーディオが使えなくなりますが、これによって最新のデバイスとの互換性が向上します。

車もソフトウェアで管理される時代。常に最新の状態に保つことが、余計なトラブルを回避するコツですね。 (出典:レクサス公式サイト 『ソフトウェア更新(OTA)』

クラウドから車両へソフトウェアがダウンロードされるOTAアップデートのイメージ図。

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ディーラーでのDCM点検と技術サービス情報の確認

もし、ここまでにご紹介したすべての手順を試しても状況が改善されない場合、それはユーザーレベルの設定ではどうにもできない「ハードウェアの故障」や「深い階層のプログラムエラー」の可能性があります。レクサス車にはDCM(Data Communication Module)という専用の通信機が搭載されており、これがBluetoothチップやWi-Fiモジュールと密接に連携しています。

このDCM自体がハングアップしていたり、物理的に故障していたりすると、いくら設定をいじっても接続は回復しません。また、タイヤのレクサスNX空気圧センサー警告灯解除が必要なケースと同様、特定の設定や診断機を用いた深いレベルでの処置が必要になることもあります。

また、特定の年式や製造ロットのパーツに対して、メーカーから「技術サービス情報(TSB)」という対策書が出ていることもあります。これはリコールとは異なり、特定の症状を訴えたユーザーに対して実施される修理や書き換え作業のことです。「自分だけじゃないかも?」と思ったら、迷わずレクサスディーラーのコンシェルジュやサービススタッフに相談してみてください。

レクサスの高い信頼性は、こうしたアフターフォローの厚さにも支えられているのですから。

ディーラーへ相談する際のヒント

  • 「いつから」症状が出始めたか(OSアップデート後など)
  • 「どのデバイスで」起きているか(iPhone 15 Proなど具体的なモデル名)
  • 「どんな時に」切れるのか(エンジン始動時、特定の場所を通る時など)

正確な情報は、ぜひお近くのレクサス店へ確認してみてください。プロの整備士が診断することで、意外な原因が見つかることもありますよ。

整備士がタブレットでチェックリストを確認している様子と、相談時に伝えるべき情報のまとめ。

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よくある質問

Q:システムがフリーズしてBluetoothが動かない時の対処法は?

A:オーディオの音量調節ノブ(パワーノブ)を約10秒間長押しすることで、マルチメディアシステムを強制再起動できます。これにより通信プロセスのスタックが解消され、接続が復旧することが多いです。

Q:ペアリングをやり直してもエラーが出る場合の解決策は?

A:車両側とスマホ側の両方からペアリング情報を完全に削除してください。一方だけでは古い管理データが干渉するため、双方の記憶を消してから「初対面」の状態で再登録するのが最も確実です。

Q:接続はできているのにスピーカーから音が流れない理由は?

A:スマホ本体、音楽アプリ、車両ボリュームのいずれかが消音(ミュート)になっていないか確認してください。また、車両側のオーディオソースが「Bluetooth」に設定されているかも重要です。

Q:補機バッテリーの劣化がBluetoothに影響するのは本当?

A:はい、本当です。12V補機バッテリーの電圧が低下すると、システムが保護モードに入り、通信モジュールへの電力供給が不安定になります。3年以上交換していない場合は点検をおすすめします。

レクサスでブルートゥースが繋がらない問題の解決策まとめ

いかがでしたでしょうか。プレミアムなレクサスでの移動をもっと快適にするために、今回ご紹介したステップが少しでもお役に立てれば嬉しいです。レクサスのブルートゥースが繋がらないというトラブルは、多くの場合、デバイス同士の情報の食い違いや、一時的なシステムのフリーズが原因です。

焦らずに、まずは再起動やペアリングのやり直しから試してみてくださいね。たとえ将来レクサス新型2027年モデルのような次世代車が登場したとしても、基本となるデジタルデバイスとの向き合い方は変わりません。

車もスマホも日々進化しているので、時には相性が悪くなる瞬間もあります。でも、適切なメンテナンスと少しの設定の見直しで、あの静かな空間にお気に入りの音楽を響かせる日常は必ず取り戻せます。もしどうしても解決しない時は、大切な愛車を守るためにも専門家に相談することを忘れないでくださいね。それでは、素敵なレクサスライフを!

解決のための最終チェックリスト

  • ボリュームノブを10秒長押しして再起動を試したか
  • 車両とスマホ、双方の登録情報を完全に削除してやり直したか
  • スマホ側の音量設定やオーディオソースが正しいか
  • 最新のソフトウェア更新(OTA)が適用されているか

※本記事の情報は一般的な目安であり、車種や年式によって操作方法が異なる場合があります。正確な情報はレクサス公式サイトをご確認いただくか、お近くのレクサス販売店へお問い合わせください。最終的な判断は専門家にご相談いただくようお願いいたします。

(出典:トヨタ自動車株式会社 『レクサス取扱説明書ライブラリ』

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神崎悠真

神崎 悠真(1級自動車整備士)                       元大手メーカー勤務。現在は高級車を中心に扱う現役のメカニック兼、自動車検査員です。このブログでは、カタログのスペック表には載っていない**「故障リスク」や「本当の資産価値」**について、整備士の視点から忖度なしで解説します。                                  車選びで失敗したくない方は、ぜひ私の経歴をご覧ください。                                             資格一覧                                         自動車整備士一級、自動車検査員、中古自動車査定員、低圧電気取扱者、大型自動車第一種運転免許、中型自動車第一種運転免許、準中型自動車第一種運転免許、普通自動車第一種運転免許、牽引自動車第一種運転免許証、甲種危険物取扱者、ガス溶接技能講習修了証、全工協主催 基礎製図検定・機械製図検定、全工協主催 情報技術検定、フォークリフト運転技能講習修了証(最大荷重1t以上)、半自動溶接適格性証明書専門級、玉掛け技能講習修了証、床上操作式クレーン運転技能講習修了証(つり上荷重5t以上)、産業車両整備技能士特急、ジュニアマイスターゴールド認定

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