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レクサス lfa 中古 相場はなぜ2億円超?最新価格と維持費の真実

神崎悠真

神崎 悠真(1級自動車整備士)                       元大手メーカー勤務。現在は高級車を中心に扱う現役のメカニック兼、自動車検査員です。このブログでは、カタログのスペック表には載っていない**「故障リスク」や「本当の資産価値」**について、整備士の視点から忖度なしで解説します。                                  車選びで失敗したくない方は、ぜひ私の経歴をご覧ください。                                             資格一覧                                         自動車整備士一級、自動車検査員、中古自動車査定員、低圧電気取扱者、大型自動車第一種運転免許、中型自動車第一種運転免許、準中型自動車第一種運転免許、普通自動車第一種運転免許、牽引自動車第一種運転免許証、甲種危険物取扱者、ガス溶接技能講習修了証、全工協主催 基礎製図検定・機械製図検定、全工協主催 情報技術検定、フォークリフト運転技能講習修了証(最大荷重1t以上)、半自動溶接適格性証明書専門級、玉掛け技能講習修了証、床上操作式クレーン運転技能講習修了証(つり上荷重5t以上)、産業車両整備技能士特急、ジュニアマイスターゴールド認定

はじまして! このブログ「プレミアムカージャーナル」の運営責任者であり、現役の整備士を務めております、神崎悠真(かんざき ゆうま)と申します。

日本が世界に誇る至高のスーパーカー、レクサスLFA。その官能的なV10エンジンの音や、カーボンを多用した究極の造形美に心を奪われている方も多いですよね。

ただ、いざ本気で検討しようとすると、レクサス lfa の中古 相場が一体どこまで跳ね上がっているのか、最新の取引価格の推移や海外オークションでの最高額といったニュースを見て、正直驚いてしまうこともあるかもしれません。

世界でわずか500台という極めて少ない生産台数ゆえに、標準モデルとニュルブルクリンクパッケージの違いや、手に入れた後のリアルな維持費など、不安や疑問は尽きないはずです。

この記事では、レクサス lfa の中古 相場の現状はもちろん、なぜこれほどまでに世界中で奪い合いが起きているのか、そして現役整備士の視点から見た所有コストの現実まで、余すことなく詳しくまとめました。この記事を読むことで、あなたの疑問がスッキリ解消され、LFAという車を所有する未来がより具体的にイメージできるようになれば嬉しいなと思います。

2025年のレクサスLFA中古相場が1億円を超え、歴史的美術品として評価されていることを示すスライド

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記事のポイント

  • 2025年現在のグローバル市場における実勢取引価格の目安
  • 日本国内から在庫が消えた理由と円安による価格への影響
  • ニュルブルクリンクパッケージが「投資対象」として別格な理由
  • オイル交換20万円!?維持費や部品供給に関するリアルなリスク

レクサス lfa 中古 相場の最新動向と高騰理由

  • 1億円を超えるレクサス lfa 最高額の衝撃
  • 国内に現存するレクサス lfa 生産台数の現状
  • レクサス lfa ニュル パッケージ 違いの真実
  • 投資対象となるレクサス lfa 買取価格の推移
  • 唯一無二の魅力であるレクサス lfa 音の価値
  • 期待が高まるレクサス lfa 後継モデルの噂

1億円を超えるレクサス lfa 最高額の衝撃

最近のレクサス lfa の中古 相場をチェックしていると、もはや「高級車」という言葉では足りない、まるで歴史的な美術品のような価格帯に突入したなと実感します。

2024年から2025年にかけての海外オークションデータを見ると、標準モデルであっても70万ドルから90万ドル(日本円にして約1億円〜1億3,500万円以上)という、新車価格の3倍を優に超える価格で落札されるのが当たり前になっています。整備士として多くのスーパーカーを見てきましたが、ここまで「上がりきった」相場は稀ですね。

特に象徴的なのは、走行距離が非常に少ない、いわゆる「ミントコンディション」の個体です。2025年8月にBring a Trailerで取引された走行4,400マイルの個体は約1億2,000万円を記録しました。一方で、最低落札価格を設定しない「ノーリザーブ」であっても約1億円の値を付けた事例があり、市場がこの車に対して「最低でも1億円の価値がある」と共通認識を持っていることが伺えます。

これは、同年代のライバルであるポルシェのカレラGTの運転が難しい理由が語られるほどのスパルタンな魅力と共通する、アナログの頂点への評価と言えるでしょう。

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買い手の目は年々シビアになっており、単に「LFAである」だけでは最高額は付きません。外装色はもちろんですが、Tumi製の専用ラゲッジセットが欠品していないか、何より「認定ディーラーでの整備記録が途切れていないか」が、数千万円単位の差を生む決定的な要因となります。まさに、ヒストリーも含めての価値ですね。

私のようなメカニックからすると、これほど高額になると「走らせるのが怖い」と思ってしまいますが、コレクターにとっては「ガレージにあるだけで資産が増える」という、究極の投資対象になっているのが現状です。

国内に現存するレクサス lfa 生産台数の現状

レクサスLFAを日本国内で手に入れようと思っても、最大の壁となるのが「物理的な在庫のなさ」です。LFAは2010年から2012年にかけて、愛知県の元町工場内にある専用施設「LFA工房」で世界限定500台のみが生産されました。当時の日本への割り当ては約200台と言われていましたが、現在、国内の中古車サイトで見かけるのは常に数台、あるいは「在庫なし」という状況が続いています。

170名の匠が1日1台という、工芸品のようなペースで作り上げた車が、今や日本から消えつつあるのです。

なぜここまで日本からLFAが消えてしまったのか。その大きな要因は、近年の歴史的な円安です。海外の富裕層や投資家にとって、円安の状況下で日本国内にある中古個体を買うことは、実質的な大バーゲンセールに見えたわけです。その結果、良質な個体が次々と北米や中東、欧州へと輸出されてしまいました。

かつて日本で走っていた個体が、今はドバイやロサンゼルスの空調の効いたガレージに収まっている……。整備の現場でも、国内のオーナー様が減り、海外への旅立ちを見送ることが増えたのは、ファンとして少し寂しく感じます。

世界限定500台のレクサスLFAが円安により海外へ流出し、国内在庫がほぼ存在しない状況を説明する資料

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ココに注意

今から日本国内で探す場合、価格は「ASK(応談)」が基本です。実勢価格としては1億5,000万円から、状態によっては2億円近い見積もりが出ることも珍しくありません。これは、ポルシェの中でも特別な存在であるポルシェ911 GT3が買えないと言われる希少性を遥かに凌駕するレベルの奪い合いになっています。国内で見つけたら、即断即決が必要な世界ですね。

もし、予算を抑えて「レクサスの高性能エンジンを楽しみたい」と考えるなら、現実的な選択肢としてレクサスRCFに乗ってる人の実像を参考に、V8モデルを検討するのも一つの手かもしれません。しかし、V10のLFAは、もはや別次元の存在です。

レクサス lfa ニュル パッケージ 違いの真実

LFAの中古市場を語る上で、絶対に無視できないのが「ニュルブルクリンク・パッケージ」です。これは世界限定500台のうち、わずか50台だけに設定された究極のサーキット仕様。通常のLFAでも十分すぎるほど特別な車ですが、このパッケージ車はもはや別格中の別格。

価格も標準モデルの約2倍、2億円から3億円近い金額で動くこともあります。整備士の視点から見ても、そのチューニングの内容は凄まじいものがあります。

標準モデルとニュルパッケージの主な違い

項目 標準モデル(スタンダード) ニュルブルクリンク・パッケージ
生産台数 450台 50台(世界限定)
最高出力 560 PS 571 PS(+11PSの向上)
変速速度 0.20秒 0.15秒(シフトプログラム最適化)
空力デバイス 格納式リアウイング 固定式大型カーボンウイング+カナード
足回り 標準サスペンション 専用スポーツチューン(10mmダウン)

見た目ですぐに分かるのは、フロントのカーボンカナードや、常にそびえ立つ巨大な固定式カーボンリアウイングですね。しかし、メカニックとして注目したいのは目に見えない部分の煮詰め方です。0.05秒短縮されたシフトスピードは、シングルクラッチのASGトランスミッションの限界を攻めたセッティング。

これは、最新のポルシェのpdkの耐久性と比較しても、当時の技術の結晶と言えます。その「50台という圧倒的な希少性」こそが、現在のレクサス lfa の中古 相場において、標準車と1億円以上の価格差を生んでいる真実ですね。

この仕様はオレンジやマットブラックといった専用色が設定されており、それらの個体がオークションに登場すると、世界中のバイヤーが固唾を呑んで見守ることになります。まさに「究極のLFA」です。

レクサスLFA標準モデルとニュルブルクリンク・パッケージの最高出力・変速速度・空力性能の比較表

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投資対象となるレクサス lfa 買取価格の推移

投資としての側面からレクサス lfa の中古 相場を分析すると、この車はいわゆる「ブルーチップ(優良株)」のような安定した強さを持っています。新車価格が3,750万円だったことを考えると、現在の1億〜2億円という価格は異常に見えるかもしれませんが、クラシックカー市場全体で見れば、まだ上昇の余地があるという見方もあります。

その安定感は、ポルシェGT2とGT3の違いを理解して投資するコレクターたちの動きにも似ています。

コレクターカーの評価で世界的に信頼されているHagertyのレポートでも、LFAは「Bullish(強気)」なカテゴリーに分類されています。2025年初頭には市場全体の影響で一時的な微減が見られましたが、これはあくまで過熱感の調整に過ぎません。2026年に向けて再びオークション記録を塗り替えるだろうと予測する専門家も多いです。

そのポテンシャルは、同じく希少価値が高いベンツ 300sl ガルウィング 価格の推移に近いものがあります。

自由なメモ

投資目的で所有する方にとって、最も重要な指標は「マイレージ(走行距離)」です。皮肉なことに、LFAを走らせることは資産を削る行為でもあります。実際に1マイル(約1.6km)走るごとに数万円価値が下がると考えるオーナーさんもいるほど。デリバリーマイレージ(新車状態)に近い個体ほど、買取価格や落札額は青天井になるのがこの世界のルールです。

現在、LFAはフェラーリF40やポルシェ・カレラGTと並ぶ、2000年代を代表する「グローバル・アセット」としての地位を不動のものにしています。短期的な転売益を狙う層から、長期保有を見据えた真の投資家へと所有者が移り変わっていることが、今の底堅い相場を支えている理由かなと思います。

唯一無二の魅力であるレクサス lfa 音の価値

私が整備士としてのキャリアの中で、これ以上に魂を揺さぶられた音はありません。LFAの価値の核心は、間違いなくヤマハ発動機と共同開発された4.8リッターV10エンジン「1LR-GUE」にあります。そのサウンドは、世界中の評論家から「天使の咆哮(Angel's Roar)」と称賛されていますが、実際にピットで耳にすると、その言葉に一切の誇張がないことが分かります。

レクサスLFAの価値の核心であるヤマハ発動機共同開発4.8リッターV10エンジン「1LR-GUE」の紹介スライド

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驚くべきことに、LFAのエンジンサウンドはヤマハの「楽器部門」がチューニングに関わっています。吸気ダクトの形状やサージタンクの響き、排気管の共鳴までを徹底的にコントロールし、ドライバーの耳に最も心地よい周波数が届くように設計されているんです。

レッドゾーンの9,000rpmまで吹け上がる際の高周波サウンドは、まさに当時のF1マシンそのもの。この体験は、どんなに高級なオーディオでも、あるいはbmw i8に乗ってる人の実態で語られるような擬似サウンドでも再現不可能な、物理的な快感です。

ココがおすすめ

最近のスーパーカーは騒音規制の影響で音がどんどん静かになっていますが、LFAはその規制が厳しくなる前の「奇跡の産物」です。整備の際、エンジンに火を入れる瞬間のあの「クランキングから爆発への繋がり」の音。現役メカニックである私にとっても、あの音を聴けることは一生の誇りですね。
この「音」を所有できるということ自体に、多くの富裕層が1億円以上の価値を見出しているんです。

アイドリングから最高回転数までわずか0.6秒で到達するという、文字通りの「閃光」のようなレスポンス。その速さにアナログのタコメーターの針が追いつかなかったため、TFT液晶メーターを採用せざるを得なかったというエピソードも、今となっては語り草。この「アナログの極致」がもたらす官能性能こそが、LFAを不朽の名車たらしめている最大の要因かなと思います。

ヤマハの楽器部門がサウンドチューニングに関与し、0.6秒で最高回転に達するレクサスLFAエンジンの透視図

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期待が高まるレクサス lfa 後継モデルの噂

現在、レクサスは「Lexus Electrified Sport」として、LFAの精神的後継となる次世代スポーツカーの開発を進めています。2025年末にかけてもいくつかのコンセプト情報が公開されていますが、これが登場することで、皮肉にもオリジナルのLFAの価値はさらに高まると予想されています。

なぜなら、次期型はBEV(電気自動車)またはハイブリッドとなる可能性が極めて高いからです。これはレクサスUXフルモデルチェンジ2025といった市販モデルの電動化の流れとも一致しています。

新型車が登場すると旧型が安くなるのが一般的ですが、スーパーカーの世界は全く逆です。新型が「0-100km/h加速 2秒台」という驚異的なスペックを叩き出したとしても、それはモーターの力。物理的なV10エンジンの爆発、シフトチェンジ時の衝撃、そしてあの咆哮を持つ「オリジナルLFA」の神格化がさらに進むんです。

それは、1.3億円の価値があると言われるアストンマーティンヴァルハラの値段と比較しても、LFAが持つ「純粋な内燃機関の頂点」という立ち位置は揺らぎません。

はてな

「最後のアナログ・レクサス」としての称号。これがLFAの未来を決定づけています。トヨタの豊田章男会長も「音を再定義する」と述べていますが、本物のピストンが上下し、排気ガスが奏でるサウンドに勝るものはありません。新型の発表が近づくにつれ、オリジナルのレクサス lfa の中古 相場は、もう一段階上のステージへとシフトするかもしれませんね。

今LFAを所有している、あるいは検討している方にとって、後継モデルの噂は歓迎すべきニュースです。新技術がLFAの「古き良き純粋さ」をより一層際立たせてくれるからですね。最新の納期情報が気になるポルシェの新車は買えない現状とはまた違う、歴史的な希少価値がそこにはあります。

次世代BEVスポーツカーの登場により、内燃機関の頂点として神格化されるオリジナルLFAの資産価値予測

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レクサス lfa 中古 相場と購入後の維持管理費

  • オーナーを悩ませるレクサス lfa 維持費の実態
  • 驚きの高額なレクサス lfa オイル交換費用
  • 認定店が定めるレクサス lfa 購入条件の詳細
  • 希少車ゆえのレクサス lfa 故障と修理のリスク
  • よくある質問
  • レクサス lfa 中古 相場の未来とまとめ

オーナーを悩ませるレクサス lfa 維持費の実態

億単位のレクサス lfa の中古 相場を乗り越えてオーナーになったとしても、その後に待っているのは、一般的な高級車とは次元の異なる維持費の世界です。レクサスだから「壊れないし、日本中どこでも安く直せる」と思うのは大きな間違い。LFAは、その複雑な構造ゆえに、維持すること自体が国家資格レベルの技術を要する一大プロジェクトのようなものなんです。

レクサスLFAの所有に伴う莫大な維持費と、専門的なメンテナンス体制についての注意喚起

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まず、LFAはどこのレクサスディーラーでも見てもらえるわけではありません。日本国内でも、専用の設備と「LFA認定技術者」の資格を持つ特定の店舗でしか整備が受けられない決まりになっています。車両のコンディションを保つための定期点検だけでも、一般的なレクサスLSの車検代を優に超える費用がかかることもあります。

これはポルシェGT3を買える人の年収で語られる維持費のハードルを、ある意味で超える厳しさかもしれません。

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例えば、タイヤひとつとってもLFA専用に開発されたブリヂストン製「POTENZA S001」などが指定されています。これを4本交換するだけで数十万円。さらに、カーボンセラミックブレーキの摩耗をチェックし、ローターを交換するとなれば、軽自動車が新車で1台買えるような金額の請求書が届くことも珍しくありません。
所有し続けるには、絶え間ない資金力と、車への深い愛が必要ですね。自分が所有しているモデルがどの位置にあるか気になる方はレクサスのグレードを低い順に比較した記事も参考になりますが、LFAはそのピラミッドの頂点に君臨しています。

ただ、その分メーカーのサポートは手厚く、愛知県の元町工場と連携した高度な診断が受けられるのは、国産スーパーカーならではの安心感と言えるかもしれません。整備士の目から見ても、これほど徹底した管理体制が敷かれている車は世界的に見ても稀有ですね。

驚きの高額なレクサス lfa オイル交換費用

LFAを所有して最初に驚くメンテナンス項目、それがオイル交換です。「オイル交換くらい自分で……」とは絶対に思わないでください。LFAの場合は、整備現場でも半日がかりの大仕事。その理由は、このV10エンジンが採用している「ドライサンプ方式」というレーシングカー譲りの構造にあります。これはBMWの車検が高すぎると悩むレベルとは、また別の特殊性が原因です。

一般的な車と違い、LFAは複数のドレンボルトからオイルを抜く必要があり、さらに作業のためには車体底面を完全に覆っているフラットなカーボン製アンダーパネルを脱着しなければなりません。このパネルは空力のために隙間なく取り付けられており、膨大な数のボルトを一つずつ手作業で外していく必要があります。この工程だけで、非常に高い工賃が発生するわけです。

注意ポイント

使用するオイルもLFA専用の指定グレードがあり、オイルフィルターやガスケット類、そして膨大な作業工賃を合わせると、1回のオイル交換で約20万円前後かかるのが相場となっています。オーナーの間では「LFAへのラブレター代」として受け入れられていますが、初めて聞く方は目玉が飛び出るような金額ですよね。もし走行中にレクサスのビックリマークがオレンジに点灯するような事態になれば、さらに高額な点検費が予想されます。

でも、9,000回転という超高回転まで回るV10エンジンにとって、オイルは血液そのもの。ここをケチってエンジンを焼き付かせようものなら、それこそ家が一軒建つような修理費がかかってしまいます。整備士としては「この20万円こそが、LFAという家宝を守るための最強の保険」だと断言できます。

レクサスLFAの底面を覆うカーボンパネルの脱着とドライサンプ方式による複雑なオイル交換作業の様子

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認定店が定めるレクサス lfa 購入条件の詳細

今のレクサス lfa の中古 相場においては、お金さえあれば誰でも買えるわけではない、という側面がより強まっています。新車販売当時はトヨタ自動車による厳格な「審査」があったことで有名ですが、中古市場となった今でも、特に認定ディーラーから購入・整備を受けるには、それ相応の信頼関係や、保管状況の提示を求められることがあります。

LFAのような希少車は、市場に出る前にコレクターの間で「クローズド」に取引が終わってしまうことも多いんです。また、購入後に正規のメンテナンスを継続的に受けるためには、LFA認定店舗との繋がりを維持することが不可欠。

出所不明の並行輸入個体などを安易に買ってしまうと、いざという時に修理を受け付けてもらえないという、スーパーカー特有の「維持の断絶」が起きるリスクもゼロではありません。

さらに詳しく

特に日本国内での購入を検討されている方は、どのような基準で個体を選び、後悔しない契約を結ぶべきか、事前に深い知識を持っておくことをおすすめします。具体的な基準や手続きの流れについては、こちらのレクサスLFA購入条件の真実という記事で詳しくまとめていますので、本気で検討されている方は必ず目を通しておいてください。

信頼できるショップや認定ディーラーとの長期的なパートナーシップを築くこと。これが、LFAという伝説の車を楽しみ続け、かつその資産価値を10年、20年と維持するための「現代における真の購入条件」と言えるかもしれませんね。それはポルシェ・ケイマンの中古購入の注意点を学ぶのと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なプロセスです。

希少車ゆえのレクサス lfa 故障と修理のリスク

整備士として最もオーナー様に伝えておきたいのが、修理に関する「覚悟」です。LFAはトヨタが誇る最高品質の管理下で作られていますが、それでも「機械」である以上、経年劣化や予期せぬトラブルは避けられません。そして、その修理代は他のどの国産車とも比べものにならないほど、桁が一つ、二つ違います。これはアウディA7は故障が多いといった議論とは全く別の次元の話です。

最大の懸念事項は、ボディの「カーボン(CFRP)」です。LFAの車体の約65%はこのカーボンで作られています。軽量で強靭な反面、金属ボディのように「叩いて直す」「パテを盛る」といった板金修理ができません。

万が一、自損事故や飛び石でカーボンパネルを深く傷つけてしまった場合、そのパネルごと「交換」になります。海外のオーナー報告では、サイドパネルの一部を傷つけた際の修理見積もりが、約450万円(3万ドル)に達したという衝撃的な話もあります。まさに、走るダイヤモンドですね。

ボディの65%がカーボン製で板金修理不可なレクサスLFAの修理費用(450万円の事例)に関するリスク説明

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注意

また、部品の供給についても注意が必要です。トヨタは現在、LFAのような歴史的車両の部品を供給し続ける取り組みを行っていますが、手作りのカーボンパーツなどは、オーダーしてから届くまで数ヶ月かかることも珍しくありません。一度壊してしまうと、長期間ガレージから出せなくなるリスクがあるんです。これはBMW壊れやすい年式を気にするような一般的な中古車選びとは比較にならない緊張感です。

※記載の数値や修理費はあくまで一般的な目安であり、為替や個体の状態によって大きく変動します。最新の正確な情報は、(出典:レクサス公式サイト『LFA公式アーカイブ』)などのメーカー情報を確認しつつ、最終的な判断はLFA認定店舗の専門家にご相談ください。

よくある質問

Q:レクサスLFAの中古相場が新車時より高騰している主な理由は何ですか?

A:世界限定500台という希少性に加え、ヤマハと共同開発したV10エンジンの「音」やアナログな操作感が世界的に再評価されているためです。また、近年の円安により国内の個体が海外へ流出し、在庫が激減したことも高騰に拍車をかけています。

Q:ニュルブルクリンク・パッケージと標準モデルでは、どのくらい価格差がありますか?

A:ニュルブルクリンク・パッケージは世界限定50台と極めて希少なため、相場は標準モデルの約2倍に達します。標準モデルが1億円〜1.3億円程度であるのに対し、パッケージ車は2億円〜3億円近い金額で取引されることもあります。

Q:LFAのオイル交換に20万円もかかるというのは本当でしょうか?

A:はい、本当です。ドライサンプ方式という特殊な構造のため作業工程が複雑で、さらに車体底面を覆う大量のカーボンパネルを脱着する必要があるため、工賃と専用オイル代を合わせるとその程度の費用が一般的です。

Q:中古でLFAを購入すれば、全国のレクサス店で整備を受けられますか?

A:いいえ。LFAの整備には専用設備と「LFA認定技術者」の資格が必要なため、日本国内でも特定の認定店舗でしか整備を受けることができません。購入前に最寄りの対応店舗を確認しておくことが不可欠です。

レクサス lfa 中古 相場の未来とまとめ

ここまで、レクサス lfa の中古 相場の高騰から、整備士の目から見た維持のリアルまでお話ししてきました。改めて整理すると、LFAはもはや単なる「速い車」の枠を超え、日本の自動車文化が到達した最高到達点として、世界中の富裕層から熱烈なラブコールを受けている状況です。その価値は、アストンマーティンDB11の新車価格をも凌駕する勢いですね。

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今回の重要なポイントまとめ:

  • 2025年最新相場は標準モデルで1億円〜1.3億円が中心。
  • ニュルパッケージは世界限定50台の希少性から2.7億円超の事例も。
  • 円安による国内在庫の流出が激しく、国内で探すのは至難の業。
  • 維持費はオイル交換20万円、小傷修理で数百万円の覚悟が必要。
  • 次世代モデル登場はオリジナルLFAの「アナログの価値」をさらに高める。

私個人の意見としては、レクサス lfa の中古 相場が今後、大きく下落することはまず考えにくいかなと思います。むしろ、内燃機関が終焉を迎えようとしている今、LFAのような「究極のガソリンエンジン車」の価値は、これから10年、20年とさらに上がり続けるはずです。

もしあなたが、この「天使の咆哮」を自分の手で奏でたいと願うなら、今が最後にして最高のタイミングかもしれません。

もちろん、維持には相当な手間とお金がかかります。でも、ガレージにLFAがあるという生活、そしてあのV10エンジンを目覚めさせる瞬間の興奮は、何億円積んでも得られない特別な体験です。あなたの決断が、素晴らしいカーライフに繋がることを、一人の車好きとして、メカニックとして心から応援しています!

資産・体験・覚悟の3点からまとめた、レクサスLFAを所有するための最終結論スライド

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参考

参考データ:RM Sotheby's アリゾナオークション結果、Bring a Trailer 取引履歴(2024-2025)、Hagerty Valuation Tools、トヨタ自動車元町工場プレスリリース、LFA Owners Club of Japan イベントレポート

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神崎 悠真(1級自動車整備士)                       元大手メーカー勤務。現在は高級車を中心に扱う現役のメカニック兼、自動車検査員です。このブログでは、カタログのスペック表には載っていない**「故障リスク」や「本当の資産価値」**について、整備士の視点から忖度なしで解説します。                                  車選びで失敗したくない方は、ぜひ私の経歴をご覧ください。                                             資格一覧                                         自動車整備士一級、自動車検査員、中古自動車査定員、低圧電気取扱者、大型自動車第一種運転免許、中型自動車第一種運転免許、準中型自動車第一種運転免許、普通自動車第一種運転免許、牽引自動車第一種運転免許証、甲種危険物取扱者、ガス溶接技能講習修了証、全工協主催 基礎製図検定・機械製図検定、全工協主催 情報技術検定、フォークリフト運転技能講習修了証(最大荷重1t以上)、半自動溶接適格性証明書専門級、玉掛け技能講習修了証、床上操作式クレーン運転技能講習修了証(つり上荷重5t以上)、産業車両整備技能士特急、ジュニアマイスターゴールド認定

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